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ビルズQBアレンがQBのNFL記録であるラッシングTD76回をマーク

2025年12月01日(月) 12:19

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Carolyn Kaster】

現地11月30日(日)、バッファロー・ビルズのクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンが足で歴史を作った。

ビルズが26対7でピッツバーグ・スティーラーズに勝利した試合の第4クオーターで、アレンは8ヤードのタッチダウンランを決めている。これは、キャリア通算76回目のタッチダウンランであり、クオーターバックによるものとしてはキャム・ニュートンとのタイを破ってNFL歴代最多の記録となる。

アレンはこの試合でキャリー8回、38ヤードをマーク。空中戦ではアレンが抑えられていたこの試合で、ビルズ攻撃陣の主力となった圧倒的なラッシングアタックの一角を担っていた。チームとして、ビルズは249ヤードを記録しており、トップはランニングバック(RB)ジェームズ・クックの144ヤードだった。RBレイ・レイビスとRBタイ・ジョンソンがそれぞれ62ヤードと5ヤードをマークしている。

ラッシングタッチダウン3回を含むタッチダウン計6回を決めたセンセーショナルなシーズン第11週のパフォーマンスを受け、昨年度のAP通信NFL MVPであるアレンはキャリア通算タッチダウンランでニュートンとタイである75回を記録していた。シーズン第12週のヒューストン・テキサンズではらしくないパフォーマンスにとどまったアレンだが、そこから2試合後には単独トップに立っている。

アレンにはこれまでのクオーターバックにはなかった、エンドゾーンへの嗅覚が備わっている。

アレンがマークした2025年のラッシングタッチダウンは11回になった。ランによる得点が2ケタにのるのは、3シーズン目であり、3シーズン連続でもある。これまで8シーズンで、アレンは6回以上のラッシングタッチダウンを決めてきた。

2018年のドラフト1巡目で指名されて以来、投球でも傑出した力を持つアレンは、デュアルスレットの能力によって、他とは一線を画す選手になっている。

これでNFLのレコードホルダーとなったアレンだが、この記録は破られる可能性がある。フィラデルフィア・イーグルスのQBジェイレン・ハーツが、すでに歴代3位の63回をマークしているのだ。

「これがうちのQBだ!!」

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