バッカニアーズの負傷者が続々復活、WRマクミランも復帰に向けて始動
2025年12月01日(月) 13:59
シーズン開幕前からタンパベイ・バッカニアーズが攻撃陣の補強を待ち続けているように感じていたとすれば、それは実際にその通りだ。
スターワイドレシーバー(WR)クリス・ゴッドウィンは、昨季にシーズン終了となった腓骨のケガから9月に一度復帰したものの、今季は3試合の出場にとどまっている。有望株の若手WRジェイレン・マクミランも、プレシーズンに負った首のケガで今季はまだ一度もフィールドに立っていない。
その状況が変わろうとしている。
関係者によると、ルーキーイヤーに華々しい活躍を見せた2年目のマクミランは、まもなく復帰へのプロセスに入る見通しだという。順調にいけば、今週にも練習を開始できる可能性があり、シーズン終盤に向けて攻撃陣の戦力となる準備が整いつつある。
ワシントン大学出身でドラフト3巡指名のマクミランは、ルーキーとして37回のキャッチで461ヤード、タッチダウン8回を記録し、その勢いを今季につなげることを期待されていた。しかし、8月16日に行われたピッツバーグ・スティーラーズとのプレシーズンゲームで首の椎骨を3カ所骨折し、今季は故障者リザーブ(IR)に置かれていた。
そんな中、先週になって脊椎の権威として知られるロバート・ワトキンス医師が、マクミランに練習参加の許可を出したと関係者は話している。
表舞台から離れた場所で調整を続けてきたマクミランだが、この知らせによって今週からチーム練習に参加する道が開かれた。すぐに試合復帰とはいかず、まずは実戦に向けたコンディション調整が求められるものの、復帰は確実に近づいている。
ヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは先週、マクミランに加えてベテランWRマイク・エバンス(鎖骨骨折)、ディフェンシブエンド(DE)カライジャ・カンシー(胸筋断裂)の復帰の可能性についても問われた。
「様子を見るしかない」とボウルズHCは話したうえで、「ただ、3人ともシーズンが終わる前には戻ってくるはずだ」と続けた。
エバンスもシーズン第7週のデトロイト・ライオンズ戦で鎖骨を骨折して以降、順調に回復へ向かっている。復帰は来週が有力視されており、出場可否は今後行われるメディカルチェックの結果によって判断される。
現地30日(日)のアリゾナ・カーディナルス戦では、第12週に左肩の肩鎖関節を捻挫して出場が疑わしいとされていたクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドが復帰。ランニングバック(RB)バッキー・アービングも肩と足のケガから戻り、ガード(G)ベン・ブレデソンとラインバッカー(LB)ハサン・レディックも戦列に復帰した。
さらに、昨季の腓骨骨折から回復途上にあるゴッドウィンも、先週よりも多くのスナップでプレーしている。
時間はかかったものの、バッカニアーズはようやく万全の布陣に近づきつつある。
【A】



































