ポリネシアン・フットボール殿堂が2026年度クラスを発表
2025年12月03日(水) 12:05
現地2日(火)、ポリネシアン・フットボールの殿堂が2026年の殿堂入りメンバーとしてレイ・マウアルガ(サモア系)、チャド・オーウェンズ(ハワイ系)、ブランドン・マヌマレウナ(サモア系)の3名を発表した。
ポリネシアン・フットボール殿堂の会長兼共同創設者であり、自身も殿堂入りを果たしているジェシー・サポールは声明で、「ポリネシアン・フットボール殿堂を代表して、2026年度クラスを歓迎し、称えられることを光栄に思う。彼らのフィールド内外での功績は世代を超えて人々を鼓舞してきた。来年1月にハワイで彼らを称えることを楽しみにしている」と述べた。
2026年の殿堂入りメンバーは、ポリネシアン・フットボール殿堂顕彰式が行われる1月16日(金)から18日(日)に正式に表彰される。
マヌマレウナ、マウアルガ、オーウェンズの3名は、100名以上の候補者と8名の最終候補者の中から、ポリネシアン・フットボール殿堂選考委員会によって選出された。この委員会は、初代殿堂入りを果たした元NFL選手のジャック・トンプソン(委員長)、元コーチのロン・マクブライドやディック・ヴァーメイル、初代殿堂入りを果たした元NFL選手のオリン・クルーツ、NFL選手会(NFLPA)元会長で初代殿堂入りメンバーのケビン・マワエ、元NFL選手で2015年殿堂入りのレイ・シェーンケ、スポーツキャスターのニール・エベレット、『NFL Network(NFLネットワーク)』のチーフナショナルリポーターであるスティーブ・ワイチ、元NFL選手で2023年殿堂入りのマンティ・テオらで構成されている。さらに、存命の殿堂入りメンバー全員による投票も行われた。
マウアルガはUSC(南カリフォルニア大学)在学中の2008年にチャック・ベドナリック賞を獲得。同年にはオールアメリカンに選出され、パシフィック10(Pac-10)の守備部門最優秀選手にも選ばれた。
ラインバッカー(LB)としてNFLドラフト全体38位指名を受けたマウアルガは、2009年から2016年まで8シーズンにわたってシンシナティ・ベンガルズに在籍し、2017年をマイアミ・ドルフィンズで過ごした後にキャリアを終えた。通算で120試合に出場し、タックル607回をマークしている。
アリゾナ大学でタイトエンド(TE)とプレーしていたマヌマレウナは、オールアメリカンに選出された経歴を持つ。
2001年NFLドラフト4巡目でセントルイス・ラムズ(現ロサンゼルス・ラムズ)に指名されたマヌマレウナは、2005年まで5シーズンにわたりラムズでプレーしていた。その後、サンディエゴ・チャージャーズ(現ロサンゼルス・チャージャーズ)で4シーズン(2006年から2009年)、最終シーズンとなった2010年はシカゴ・ベアーズでプレー。キャリア通算で158試合に出場し、103試合で先発を務め、レシーブ115回で1,008ヤード、タッチダウン13回を記録した。
ハワイ大学でプレーしていたオーウェンズは2004年にオールアメリカンのセカンドチームに選出された。また、オールパーパスヤード(5,451ヤード)で大学史上最高記録を樹立した。
ワイドレシーバーとしてプレーしていたオーウェンズは2005年ドラフト6巡目でジャクソンビル・ジャガーズに指名され、そこで2シーズンを過ごした。しかし、オーウェンズが真に名を馳せたのはCFLに移ってからだった。オーウェンズは同リーグの殿堂入りを果たし、4度のオールスター選出、2度のグレイ・カップ制覇を経験。さらに2012年にはCFLの最優秀選手にも選ばれた。
【RA】



































