シカゴ・ベアーズのクオーターバック（QB）ジェイ・カトラーの今シーズンが正式に幕を閉じた。

ヘッドコーチ（HC）のジョン・フォックスは現地1日（木）、カトラーが土曜日に断裂した右肩関節唇の手術を行う予定であると語った。カトラーはこれにより、正式に故障者リスト入りすることが決定した。

先週のフォックスはカトラーに関する明言を極力避けてはいたが、今回の知らせに驚きはさほどないと言えよう。2週間のリハビリを経てもカトラーの右肩が癒えることはなく、ようやく今シーズンにあきらめがついたのだろう。

ケガさえなければ、QBマット・バークリーが今シーズンの残り試合全てに先発出場することになる。先週、バークリーは初先発したテネシー・タイタンズ戦で54回のパス中28回の成功。チームは黒星を喫した。4年目の彼は3タッチダウンを投じたものの、レッドゾーンで2度も致命的なインターセプトを食らった。攻撃を指揮する点では問題ないにせよ、バークリーの肩の弱さがベアーズの攻撃パターンを狭めてしまう。

残りの5週間、新人ランニングバック（RB）ジョーダン・ハワードに攻撃陣の牽引が期待される。

ここで大きな問題となるのはカトラーの去就である。彼のシカゴ・ベアーズでのキャリアは今シーズン限りのものとなるかどうかだ。

木曜日、フォックスは「オフシーズンの問題はオフシーズンにしてくれ。まだわれわれはシーズンの途中なんだ」と、カトラーに関する質問を一蹴している。

すでにカトラーの契約には保証金は残っておらず、ベアーズがファンにすらほとんど希望を抱かせなかったカトラーをチームにとどめておく理由はあまりなさそうだ。