セインツ戦での敗北を「乗り越えなければならない」とバッカニアーズHCボウルズ
2025年12月10日(水) 14:40
タンパベイ・バッカニアーズは直近の5試合で4敗し、地区内で単独首位ではなくなってしまった。現地7日(日)には同地区で最下位のニューオーリンズ・セインツに24対20で敗れている。
同じく低迷しているアトランタ・ファルコンズとの地区対決を間近に控える中、バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは気持ちを切り替える必要があると理解している。
『Associated Press(AP通信)』によると、ボウルズHCは月曜日に「昨日は負けた。それを乗り越えなければならない。大人らしく振る舞わないと。負けを受け止め、自分たちのやったことに責任を持たなければならない。そして改善すべき点を確実に直す必要がある」と述べたという。
セインツに敗れて7勝6敗となったバッカニアーズは、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区でカロライナ・パンサーズと並んでいる。両者はシーズン最後の3試合で2度対決する予定だ。バッカニアーズは1ポゼッション差の試合で好調だったが、最近の試合では決定的なプレーができず、シーズン序盤には1ポゼッション差の試合で4勝1敗を収めていたが、シーズン第10週以降はそうした試合で1勝2敗となっている。
ボウルズHCは「チームとして以前も経験してきたことだと理解しているが、毎年、毎回、状況は違う」と語った。
「誰だって負けるのは好きじゃない。今回はショートウイークで、この不快感を払拭するチャンスを得る。でも、選手たちは不満を感じるべきだし、自分たちの行動に責任を持つべきだ。私たちもコーチとして自分たちの行動に責任を持つし、チームとしてもそうだ。そして木曜の試合では課題を修正しなければならない」
ラン攻撃はランニングバック(RB)バッキー・アービングの復帰で勢いを取り戻してきたが、クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドの不安定なプレーがオフェンス全体の不調につながっている。メイフィールドは日曜日にパス30回中14回成功で122ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回を記録。これは激しい雨の影響を受けたと説明できるかもしれないが、パスヤードが200ヤード未満にとどまるのは4試合連続(キャリアで最多)のことだった。
ボウルズHCは日曜日の主な敗因として第4ダウンを挙げている。バッカニアーズは第4ダウンで7回中2回しか成功せず、残り1ヤードのプレーで2度コンバージョンに失敗し、残り2ヤードのプレーでも阻まれた。
「第4ダウンの成功率も上げなければならない。特に残り1ヤードなどの短い距離の場面ではそうだ」とボウルズHCは話している。
「ほとんどの場面で有利な結果を出したいものだ。チーム全体でその認識はある。私たちは第3ダウンで自ら不利な状況を招いてしまっている。プレッシャーやラッシュの影響を受けているときもあるが、自分たちが悪い場合もある。そこを改善しないといけない」
今シーズン、バッカニアーズの第4ダウンでの成功率は40.7%(27回中11回)にとどまり、NFLでワースト4位となっている。
ワイドレシーバー(WR)マイク・エバンス、オフェンシブタックル(OT)トリスタン・ワーフス、WRジェイレン・マクミランが木曜日に復帰すれば、バッカニアーズ攻撃陣にとって大きな助けとなるだろう。ボウルズHCはこの3人が出場する可能性はあると指摘した一方で、それを保証することはなかった。
木曜日、バッカニアーズはシーズン第1週に23対20で辛勝したファルコンズと対戦する。ファルコンズは直近8試合で7敗を喫し、正式にプレーオフ進出争いから脱落した。
【RA】



































