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バッカニアーズWRエバンスとマクミランがIRからアクティブ登録、ファルコンズ戦はクエッショナブル

2025年12月11日(木) 09:07

タンパベイ・バッカニアーズのマイク・エバンス【NFL】

現地7日(日)に直近の5試合で4回目の敗北を喫したタンパベイ・バッカニアーズは、次戦で今シーズンを立て直すための助けを得られるかもしれない。

木曜夜には重要な戦力が復帰する可能性がある。水曜日、バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズはワイドレシーバー(WR)のマイク・エバンスとジェイレン・マクミランがどちらもシーズン第15週に行われるアトランタ・ファルコンズ戦で復帰する可能性があると示唆した。

エバンスは鎖骨骨折の影響でシーズン第7週を最後に出場しておらず、2025年シーズンに4試合しか出場していなかったため、クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドはシーズンの大半で最も信頼できる最高のターゲットを失った状態だった。一方のマクミランはプレシーズンに見舞われた首のケガの影響で、夏以降に一度もフィールドに立てていない。

両選手とも1週間を通して制限付きで練習に参加し、ファルコンズ戦に向けてはクエッショナブルとされている。『Fox Sports(フォックス・スポーツ)』によると、ボウルズHCはエバンスが木曜日の試合前にチームがアクティブ登録するのに必要な条件をすべて満たしているとつけ加えたという。

ボウルズHCは水曜日に「彼らは良い感じだった。フレッシュに見えた。ルートも見事に走っていた。まるで離脱していなかったかのようだった。もちろん、まだヒットを受けたりはしていないが、練習では良い動きを見せていた」と報道陣に語った。

バッカニアーズは水曜日のうちにエバンスとマクミランを故障者リザーブ(IR)からアクティブ登録している。

メイフィールドは新人WRエメカ・エブカに頼るなどし、何とか切り抜ける方法を模索してきた。しかし、エブカや同じく新人のテズ・ジョンソン、ベテランのスターリング・シェパードの貢献があったとしても、シーズンの大半でエバンスやマクミラン、クリス・ゴッドウィンを欠いた状態で成果をあげるのは間違いなく困難だった。

そうした主力選手不在の影響はここ1カ月で顕著になっており、その間にバッカニアーズはプレーオフ進出が有力視されている3チーム(ニューイングランド・ペイトリオッツ、バッファロー・ビルズ、ロサンゼルス・ラムズ)に敗れ、アリゾナ・カーディナルスには辛勝したものの、先週は地区ライバルのニューオーリンズ・セインツにまさかの敗北を喫した。ゴッドウィンは直近の3試合に出場し、直近2試合ではチームのレシーブ記録をけん引したものの、シーズン第13週にメイフィールドが放った正確なパスをエンドゾーンで落とすなど、明らかに精彩を欠いている。

レギュラーシーズンが残り1カ月となる中、バッカニアーズ(7勝6敗)はカロライナ・パンサーズ(7勝6敗)とNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区優勝争いに突入しており、主力選手たちは今こそ復帰に向けて全力を尽くすべきだと言えよう。

【RA】