脳しんとうを発症したベンガルズWRヒギンズがレイブンズ戦から除外
2025年12月13日(土) 08:27
シンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンズが2025年シーズン中にボルティモア・レイブンズと対決することはない。
ヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーが現地12日(金)、ヒギンズはシーズン第14週に39対34で敗れたバッファロー・ビルズ戦で発症した脳しんとうにより、日曜日に予定されている地区ライバルのレイブンズとの今季2度目の対戦に出場しないと発表した。
ヒギンズはビルズ戦で最後までプレーしたものの、試合後に脳しんとうの症状を訴え、この1カ月で2度目の脳しんとうプロトコルに入っている。シーズン第12週に脳しんとうを起こしたことで、シーズン第13週のサンクスギビングデーに行われた今季1回目のレイブンズ戦(32対14でベンガルズ勝利)を欠場したヒギンズは、シーズン第14週には復帰してチームのレシーブ記録をけん引し、2回のタッチダウンを記録した。
ベンガルズは感謝祭の日にヒギンズ不在でもレイブンズ相手に予想外の勝利を収めたが、シーズン第15週に同じ結果が保証されるわけではない。ヒギンズはベンガルズのパス攻撃に不可欠であり、特にクオーターバック(QB)ジョー・バロウが司令塔としてワイドレシーバー(WR)のジャマール・チェイスやアンドレイ・アイオシバス、ミッチェル・ティンズリー、さらにタイトエンド(TE)のマイク・ゲシッキ、ノア・ファントを含むレシーバー陣にボールを分配する際に重要な存在だ。
今シーズンにバロウと共に出場した3試合で、ヒギンズは2回チームのレシーブ記録でトップに立っている。幸い、今季の通算レシーブヤードで次点と300ヤード以上の差をつけてチーム内首位に立つチェイスは出場可能であり、パスキャッチ陣のバランスを取るヒギンズが不在となる中で、多くの場面でターゲットとなるだろう。
4勝9敗のベンガルズは、かすかなプレーオフ進出の望みを維持するために、残りの全試合に勝つ必要がある。日曜日の試合ではヒギンズを欠くため、その難易度はさらに高まるだろう。
【RA】



































