ニュース

NFLが取り下げ済みの強姦容疑を巡りテキサンズ少数株主ハビエル・ロヤに停職および罰金処分

2025年12月13日(土) 10:08

ヒューストン・テキサンズ【NFL】

NFLはヒューストン・テキサンズの少数株主であるハビエル・ロヤに対し、個人行動規範違反を理由に無期限の停職処分と50万ドル(約7,788万円)の罰金を科した。これをもってリーグは司法取引により取り下げられた強姦および性的虐待の容疑に関する調査を終了する。

ロヤは2023年、ケンタッキー州で第1級強姦罪と6件の性的暴行容疑で起訴された。その1年後、ロヤは他の容疑が取り下げられる見返りとして“迷惑を意図した嫌がらせ”の容疑を認めた。『Houston Chronicle(ヒューストン・クロニクル)』紙によると、これらの容疑はケンタッキー州ルイビルでロヤが主催した2つのパーティーに端を発するものだという。

2年半前に起訴されてからチームと一切関わっていないロヤは、6月から復帰申請が可能だと、リーグが金曜日に発表している。

56歳のロヤは2007年に共同設立した商社『OTC Global Holdings (OTCグローバル・ホールディングス)』の会長兼CEOであり、2002年の創設時からテキサンズの所有権の一部を保持してきた。

ロヤはヒューストン・クロニクル紙への声明で「NFLの決定には敬意を払いつつ異議を唱える。すべての容疑は1年以上前に取り下げられており、私はこの過程を通じて常に透明性を保ち、敬意を持って誠実に対応してきた」と述べている。

事情に詳しい関係者が『Associated Press(AP通信)』に明かしたところによると、ロヤが保持するチームの所有権は1%未満だという。所有権の割合は公表されていないため、この人物は匿名を条件に取材に応じた。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


【RA】