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チーフスQBマホームズがチャージャーズ戦で左膝を負傷、MRI検査へ

2025年12月15日(月) 10:13

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Reed Hoffmann】

シーズン第15週にカンザスシティ・チーフスはプレーオフ戦線から外れた。だが、今の最重要事項はフランチャイズクオーターバック(QB)だ。

QBパトリック・マホームズが現地14日(日)にロサンゼルス・チャージャーズに敗れた試合の第4クオーター終盤に左膝を負傷し、日曜日の夜か月曜日にMRI検査を受ける予定だと、ヘッドコーチ(HC)のアンディ・リードが試合後に報道陣に明かしている。

リードHCはケガの深刻度について触れなかったものの、当時のプレーについては“良くは見えなかった”と話した。

マホームズは右方向にプレーを進めようとしていた時に負傷。ボールを投じた直後、チャージャーズのディフェンシブラインマン(DL)ダショーン・ハンドに倒される際に、左足が不自然な形になっていた。

苦痛の表情を浮かべて左膝をつかむマホームズの元に、チームの医療スタッフが駆けつける。2度のMVPであるマホームズは立ち上がるのに助けを必要とし、トレーナーの肩を借りながらロッカールームへと向かった。

プレーオフ進出が懸かる中、QBガードナー・ミンシューがマホームズに代わってフィールドに立つ。

16対13でチャージャーズを追いかけ、ボールは敵陣46ヤードラインにあるという状況で、ミンシューは3回のパスを決めたものの、5度目のパスをセーフティ(S)ダーウィン・ジェームズにインターセプトされて試合終了。チーフスの11シーズン連続プレーオフ進出は、同地区ライバルによって妨げられている。

マホームズは負傷の前からチャージャーズ守備陣に苦しめられ、サック5回を浴びたほか、複数回のヒットを受けた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、チャージャーズのパスラッシュはドロップバックの48.6%でマホームズにプレッシャーをかけていたという。

マホームズにとって日曜日は厳しい戦いとなり、パス28回中16回成功、189ヤードを記録。第4クオーターでは手痛いインターセプトを食らい、チャージャーズが7分以上の長いポゼッションを得ることにつながった。

チーフス守備陣が自分たちの仕事を完遂する一方で、マホームズとその仲間たちがもう1度決勝ドライブに挑戦し、苦戦をひっくり返すチャンスはあった。

しかし、チーフスは2014年以降で初めてプレーオフ進出を逃し、マホームズの健康状態という問題も抱えることになっている。

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