ジャガーズQBローレンス、ファルコンズTEピッツらが第15週の週間最優秀選手賞を獲得
2025年12月18日(木) 10:55
リーグは毎週、現地の水曜日に週間最優秀選手を発表している。2025年シーズン第15週の栄誉に輝いた選手たちは以下の通り。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手
トレバー・ローレンス(QB/ジャクソンビル・ジャガーズ)
クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスの安定したパスと俊足を武器に、ジャクソンビル・ジャガーズは現地14日(日)の試合でニューヨーク・ジェッツを48対20で圧倒した。この試合でローレンスは歴史的なスタッツをマーク。パス32回中20回成功、330ヤード、タッチダウン5回、インターセプトなし、パサーレーティング136.7という内容に加え、ランでも51ヤードとタッチダウン1回を記録した。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、パスタッチダウン5回、ラッシングタッチダウン1回、さらに50ランヤード以上を1試合で達成したのはNFL史上初の快挙だという。ローレンスがこの賞に選ばれるのはキャリア通算4回目で、2023年シーズン第11週以来となる。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手
カイル・ピッツ(TE/アトランタ・ファルコンズ)
サーズデイナイトに行われたタンパベイ・バッカニアーズ戦で、アトランタ・ファルコンズは29対28の番狂わせを演じている。その中心となったタイトエンド(TE)カイル・ピッツは、ターゲット12回中キャッチ11回で166ヤード、タッチダウン3回を記録。いずれもキャリアハイの成績となった。『NFLリサーチ』によれば、タイトエンドが150レシーブヤード超えとタッチダウン3回を1試合で達成したのは、1996年の殿堂入り選手シャノン・シャープ以来とのこと。ピッツにとってはキャリア初の週間最優秀選手受賞となった。
AFCディフェンス部門週間最優秀選手
アロヒ・ギルマン(S/ボルティモア・レイブンズ)
シーズン途中のトレードで加入したセーフティ(S)アロヒ・ギルマンが、ボルティモア・レイブンズのディフェンスを強化している。日曜日のシンシナティ・ベンガルズ戦では、24対0の完封勝利の中で流れを引き寄せるプレーを披露。ミドルラインバッカー(MLB)カイル・バンノイがインターセプトしたボールをハンドオフで受け取ると、ギルマンはそこから一気に84ヤードを駆け抜けてタッチダウンを奪った。このビッグプレーで試合の勝利に華を添え、ほかにもタックル8回とパスブレイク1回も記録している。NFL6年目で自身初の週間最優秀選手選出となった。
NFCディフェンス部門週間最優秀選手
ディマルコ・ジャクソン(LB/シカゴ・ベアーズ)
日曜日に行われたクリーブランド・ブラウンズ戦で、シカゴ・ベアーズのディフェンスが空中戦を制した。31対3の大勝を飾る中、ターンオーバーを3回奪う活躍を見せている。そのうちの1つを挙げたラインバッカー(LB)ディマルコ・ジャクソンは、さらにタックル7回、パスブレイクアップ2回、サック1回を積み上げ、スタッツ欄を埋め尽くすパフォーマンスを発揮。2023年にニューオーリンズ・セインツから指名されたジャクソンにとって、これはキャリア初の週間最優秀選手受賞となる。
AFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手
キャメロン・ディッカー(K/ロサンゼルス・チャージャーズ)
キッカー(K)キャメロン・ディッカーは4試合連続でキックをすべて成功させており、最後に失敗したのはシーズン第11週までさかのぼる。第15週のカンザスシティ・チーフス戦では、ロサンゼルス・チャージャーズが16対13で勝利を収める中で10得点を挙げた。“Dicker the Kicker(ディッカー・ザ・キッカー)”の異名通り、エクストラポイント1回に加え、フィールドゴール3本をすべて成功。うち2本は49ヤード、もう1本は23ヤードだった。この賞の受賞は通算6回目で、今季では2度目となる。
NFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手
ジェイソン・マイアーズ(K/シアトル・シーホークス)
接戦となったインディアナポリス・コルツ戦で、Kジェイソン・マイアーズはシアトル・シーホークスの全得点を担う活躍を見せた。フィールドゴール6本すべてを成功させ、そのうちの1本は残り30秒を切った場面で決めた56ヤードの決勝弾だった。さらに47ヤード、52ヤード、46ヤード、32ヤード、30ヤードのキックも決め、文句なしの内容で試合を締めくくった。今回の受賞は2023年以来で、キャリア3回目となる。
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