バイキングスQBマッカーシーがジャイアンツ戦で右手を負傷
2025年12月22日(月) 12:19
ミネソタ・バイキングスのクオーターバック(QB)J.J.マッカーシーは、現地21日(日)に行われたニューヨーク・ジャイアンツ戦で右手を負傷し、16対13の勝利を収めた試合を途中で退いた。
マッカーシーは前半残り1分を切った場面で、ラインバッカー(LB)ブライアン・バーンズにストリップサックを受けた際に負傷したと見られている。こぼれたボールはセーフティ(S)タイラー・ヌビンがリカバーし、そのままエンドゾーンまで運んでタッチダウン。ジャイアンツはこのプレーで点差を詰めた。
マッカーシーは前半終了間際にロッカールームへ下がり、第3クオーター開始時にこの試合へ戻らないことが正式に発表された。
試合後、ヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルは、マッカーシーの負傷の程度について明確な見通しは示さなかったものの、レントゲン検査の結果は陰性だったと説明。また、最後のスナップより前の時点で負傷していた可能性があるとの見解を示している。
「どうやらボールをしっかり握ることができなかったようだ」とオコンネルHCは語った。
マッカーシーは、14回中9回のパスを成功させて、108ヤード、インターセプト1回を記録したところで試合を後にしている。なお、バイキングス唯一のタッチダウンは、マッカーシー自身が挙げた12ヤードのランによるものだった。
マッカーシーの退場後は、マックス・ブロスマーが13対10とリードした状況でバイキングスのオフェンスを引き継いだ。
ブロスマーは後半の3回のドライブで、9回中7回のパス成功で52ヤードを記録。第4クオーターには、決勝点となるフィールドゴールへとつながった14プレーのドライブを指揮した。
右手を負傷したマッカーシーは、キャリア2年目にしてすでに度重なる負傷により戦列を離れている。2024年シーズンは膝の負傷で全休し、今季も足首の捻挫と脳しんとうで欠場を余儀なくされてきた。
今季9試合に先発したマッカーシーは、パス成功率57.3%で1,450ヤード、タッチダウン11回、インターセプト12回を記録している。
7勝8敗のバイキングスは、クリスマスデーにデトロイト・ライオンズと対戦し、シーズン最終週の第18週にはグリーンベイ・パッカーズ戦を控えている。
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