スティーラーズが22年連続での非負け越しシーズンを確定、NFL記録を更新
2025年12月22日(月) 13:13
浮き沈みの激しいNFLの世界では、毎年変わらないものなどほとんどない。
だが、ピッツバーグ・スティーラーズとヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンに、それはあてはまらないようだ。
現地21日(日)にデトロイト・ライオンズを29対24で下したスティーラーズは、今季の戦績を9勝6敗に伸ばした。その中で、スティーラーズは22シーズン連続で負け越しシーズンなしというNFL記録を打ち立てている。トムリン指揮下では、過去19シーズン連続でそれを成し遂げたことになる。
スティーラーズは1965年から1985年のトム・ランドリー指揮下のダラス・カウボーイズがマークした21年連続という記録を追い抜いた。
53歳のトムリンはリーグで在任期間が最も長いヘッドコーチであり、2007年にスティーラーズのトップに収まってから、いまだ負け越していない。リーグが16試合制だった際に3度、8勝8敗(2012年、2013年、2019年)だった以外は、すべてのシーズンで勝ち越してきた。
個人記録として、トムリンHCの負け越しなしの期間は、ビル・ベリチックと並んで2番目に長いものとなっている。ベリチックは2001年から2019年に、ニューイングランド・ペイトリオッツで19年連続という記録を残した。2人の上を行くのは21年連続記録を持つランドリーだ。
トムリンにとっては、プレーオフを含め、コーチとしてキャリア200回目の勝利にあたる。このマイルストーンに到達したコーチとしては、3番目の若さだった。
スティーラーズの伝統の一員となったクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースにとっては、グリーンベイ・パッカーズ時代である2021年以来の勝ち越しシーズンとなった。ロジャースがプレーオフに進出したチームに在籍していたのも、そのときが最後だ。
日曜日に上げた勝利によって、スティーラーズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区タイトルに一歩近づいている。これが現実のものとなれば、トムリン体制での12回目のプレーオフ出場と、7度目の地区優勝を果たすことになる。
トムリン一行を次に待ち受けるのは、シーズン第17週のクリーブランド・ブラウンズ戦。その後は、レギュラーシーズン最終戦で現在地区2位のボルティモア・レイブンズと戦うことになっている。
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