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ファルコンズRBビジャン・ロビンソンがチーム史上3人目の2,000スクリメージヤード超え

2025年12月22日(月) 14:37

アトランタ・ファルコンズのビジャン・ロビンソン【NFL】

ビジャン・ロビンソンの砂漠への帰還を見届けるべく、200人ほどの家族と友人がスタンドに駆けつけていた。

彼らは元ツーソンハイスクールのスターが、一つの記録を更新するのを目の当たりにしている。

ロビンソンはアトランタ・ファルコンズの歴史で3人目の、1シーズンで2,000スクリメージヤードを達成した選手になった。現地21日(日)にファルコンズが26対19でアリゾナ・カーディナルスを下した試合で、ロビンソンは168ヤードとタッチダウンキャッチ1回をマークしている。

万能なランニングバック(RB)であるロビンソンは、ランで76ヤードを稼ぐかたわら、パスキャッチ7回で92ヤードを獲得。これまでのトータルで2,026ヤードに到達したロビンソンは、ジャマル・アンダーソン(1998年)、ウィリアム・アンドリュース(1981年と1983年)と並び、ファルコンズの2,000ヤードクラブの一員となっている。3シーズンで5,376ヤードという記録は、23歳以下の選手としては、NFLで歴代3位にあたる。

「アトランタでできたことは、俺にとって本当に意味が大きい。子どもの頃から俺を応援してくれた人たちの前でできたんだ。すごく大きい瞬間だった。俺にとってだけじゃなく、見ていたすべての人にとってね」とロビンソンはコメントした。

24歳未満の選手として、ロビンソンはクリスチャン・マカフリー(5,443ヤード)、バリー・サンダース(5,391ヤード)に次ぐスクリメージヤードを記録している。ロビンソンにはこの数字を伸ばす機会が、さらに2週ある。

ファルコンズのヘッドコーチ(HC)であるラヒーム・モリスは「彼のことは大好きだ。彼が選手としてだけではなく、1人の人間としてフットボールチームにもたらしてくれるものに敬意を持っている」と話した。

リーグトップの試合平均132.7スクリメージヤードを記録してこの試合を迎えたロビンソンは、カーディナルスを相手に再びその多才さを披露している。

「彼は抑え込めたと思ったときでも、有意義なプレーをしてくる」とカーディナルスのヘッドコーチであるジョナサン・ギャノンは評した。

次の目標はファルコンズの単一シーズン記録だ。

アンドリュースは1983年に2,176スクリメージヤードを記録しており、ロビンソンはそこまであと150ヤードとなっている。ファルコンズはホームでのロサンゼルス・ラムズ戦とニューオーリンズ・セインツ戦でシーズンを締めくくることになっており、ロビンソンには新たなホームのファンの前で再び歴史に名を刻むチャンスがありそうだ。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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