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ポストシーズン脱落のカウボーイズQBプレスコット、2026年に「同じ失敗は繰り返さない」

2025年12月25日(木) 12:01

ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット【Cooper Neill via AP】

ダラス・カウボーイズが2年連続でポストシーズン進出を逃し、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームにも30年連続で届かなかったことを一部のNFLファンが密かに喜ぶ中、クオーターバック(QB)ダック・プレスコットは2026年に向け、強い決意を口にした。

『ESPN』によれば、プレスコットは現地23日(火)に「同じ失敗は繰り返さない」と語ったという。

6勝8敗1分のカウボーイズは3連敗でポストシーズンの望みが消滅。チームはクリスマスデーにワシントン・コマンダースとの一戦を控えている。

プレスコットは続けて、こう語った。

「こういう言葉を口にするのは、振り返ればプレーオフ敗退のあとが多かった気がする。毎年、それぞれ違った課題があり、浮き沈みもある。良い時も悪い時も含めて、さまざまな局面がある。その中で大事なのは、自分がコントロールできることに集中することだ。自分にできることは、すべてやるつもりでいる。年齢を重ねるにつれて、フロントオフィスから意見を求められる場面も増え、発言の機会や、考えを問われることも多くなっていくはずだ。もしかすると、自分にできることは、プレーやフィジカルを磨くことだけではないのかもしれない。声を上げて、何がチームの助けになるかを伝えることも含めてだ。何であれ、自分にできることはすべてやる。選手だけでなく、周囲にいるすべての人に影響を与え、同じ方向を向けるよう促していきたい」

プレスコットは4度目のプロボウル選出を果たしている。2025年シーズンのパスヤードは4,175ヤードでリーグ2位に位置し、マシュー・スタッフォードとはわずか4ヤード差だ。カウボーイズのクオーターバックがシーズンのパスヤードでNFLトップに立った例はこれまでにない。プレスコットの552回中378回のパス成功はリーグ最多で、28回のタッチダウンパスはリーグ3位となっている。

すでにプレーオフ争いから脱落しているものの、プレスコットに残り2試合を欠場する考えは一切ない。

「絶対にない。特にクリスマスなら、なおさらだ」と語り、仮に欠場を勧められれば、ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマーと衝突することになるだろうとも付け加えた。

「今は、初めてクリスマスデーにプレーする機会が目の前にある。それに家族と離れて過ごすことになる」とプレスコットは話している。

「試合に出られず、自分が愛していることを最高のレベルでできないなら、家族と離れて過ごす意味はない。個人的にも良いシーズンを送れていると思うし、最後までしっかりやり切りたい。ここまで15試合を戦ってきた。それを17試合にしたい」

【R】