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【2016年第13週】4TDパスを投げたQBフラッコの活躍でレイブンズ完勝

2016年12月05日(月) 07:00

ボルティモア・レイブンズのデニス・ピッタ【AP Photo/Gail Burton】

現地4日(日)、本拠地M&Tバンク・スタジアムでマイアミ・ドルフィンズと対戦したボルティモア・レイブンズはクオーターバック(QB)ジョー・フラッコが4タッチダウンパスを決める大活躍で38点を挙げ、6ポイントの得点にとどまったドルフィンズに完勝した。レイブンズ守備陣も第3クオーターまでドルフィンズを無得点に抑える好パフォーマンスを披露している。

レイブンズは立ち上がりからフラッコが好調をアピール。フィールド中央にいたワイドレシーバー(WR)スティーブ・スミスを狙ったパスが見事にヒットし、23ヤードをゲインすると、勢いに乗ったレイブンズ攻撃陣は早々にタッチダウンを決めて先制を果たした。ドルフィンズもランニングバック(RB)ジェイ・アジャイが華麗なランを披露して敵陣に進んだが、46ヤードのフィールドゴールを狙ったキッカー(K)アンドリュー・フランクスのキックが決まらず、得点のチャンスを失ってしまう。かたや、レイブンズはすっかりリズムをつかみ、RBケネス・ディクソンのランやフラッコのパスがうまくはまって簡単にドルフィンズ陣地に前進。ゴールライン手前にいたタイトエンド(TE)デニス・ピッタを狙ったフラッコのパスが決まって早々と2度目のタッチダウンを手に入れている。

第2クオーターが始まってすぐ、ドルフィンズのQBライアン・タネヒルがサイドラインを走り込んでいたWRデバンテ・パーカーに放ったパスをレイブンズのフリーセーフティ(FS)ラーダリウス・ウェッブがインターセプト。ライン際ギリギリの攻防を制したレイブンズだったが、攻撃権を得たレイブンズのQBフラッコが投げたボールを相手コーナーバック(CB)バイロン・マックスウェルがキャッチしてやり返す。それでも、ドルフィンズはレイブンズ守備陣を切り崩せず、得点の機会を作れない。逆にレイブンズは約9分間におよぶロングドライブをフラッコからTEピッタへの9ヤードタッチダウンパスで締めくくった。さらにレイブンズがフィールドゴールで追加点を得、24対0のスコアで前半は終了している。

ドルフィンズの攻撃でスタートした後半はQBタネヒルがWRジャービス・ランドリーに26ヤード、タイトエンド(TE)ディオン・シムズに22ヤードのパスを通す好パフォーマンスを披露するも、再度、ランドリーを狙って投げたパスは、1対1で競り合っていたランドリーとレイブンズのディフェンシブバック(DB)ジェラウド・パワーズの手元を弾き、ボールはレイブンズのストロングセーフティ(SS)エリック・ウェドルがキャッチしてインターセプトを喫した。その後は両チームともパントが続き、追加点なく第4クオーターを迎えている。

45分間、無得点のドルフィンズがここでビッグプレーを生み出す。レイブンズQBフラッコがTEピッタに通そうとしたパスがファンブルしたところを、FSマイケル・トーマスがボールを拾って一気にレイブンズ陣地に前進。QBタネヒルはWRパーカーに8ヤードのタッチダウンパスを投げ、さらに2ポイントコンバージョンを狙うもこちらは失敗に終わった。しかしながら、レイブンズは直後のドライブでフラッコからのパスを受け取ったWRブレシャド・ペリマンが素晴らしい走りでタッチダウンを決め、エキストラポイントも着実に手に入れて7点を追加している。攻撃の手を緩めないレイブンズはRBテレンス・ウエストの9ヤードタッチダウンランでダメ押しのポイントを手に入れて試合を決定づけた。結局、ドルフィンズの得点はこのクオーターのみに終わっている。

レイブンズQBフラッコはパス47回中36回成功、381ヤード、4タッチダウン、1インターセプトと大爆発。

ドルフィンズQBタネヒルは40回中29回のパスを成功させて226ヤード、1タッチダウン、3インターセプトだった。