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【2016年第13週】ホームで勝利のパッカーズが勝率を5割に戻す

2016年12月05日(月) 07:07

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Mike Roemer】

現地4日(日)、大雪の中、グリーンベイ・パッカーズの本拠地ランボー・フィールドにヒューストン・テキサンズを迎えて行われた試合は、パッカーズがクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの2タッチダウンパスの活躍で、21対13で勝利した。

前半、テキサンズは最初の攻撃シリーズで、第3ダウン残り9ヤードの場面でQBブロック・オズワイラーからのショートパスを受けたタイトエンド(TE)ライアン・グリフィンが第1ダウン更新のために突進するもファンブル、これをパッカーズのストロングセーフティ(SS)モーガン・バーネットに拾われて35ヤードリターンされてしまう。絶好のフィールドポジションからの攻撃権を得たパッカーズは、QBロジャースがTEジャレッド・クックやワイドレシーバー(WR)ジョーディー・ネルソンなどへのパスでゴール前2ヤードまで迫るも、QBロジャースがセンターからのスナップをファンブルし、これをテキサンズに奪われて好機を逃した。

試合が動いたのは第2クオーター。テキサンズがフォースダウンギャンブルの攻撃を失敗し、パッカーズはフィールド中央からの攻撃でQBロジャースがWRネルソン、WRタイ・モンゴメリーへ次々とパスを成功させ、最後はWRランドール・コブへのタッチダウンパスで先制した。

後半、テキサンズはQBオズワイラーからWRウィル・フラーへの24ヤードパスなどで敵陣に攻め込むと、最後はQBオズワイラーが右に流れながらTEグリフィンへタッチダウンパスをヒットし、同点に追いついた。パッカーズは好調のWRデイバント・アダムスへのパスなどで前進し、最後はQBロジャース、WRネルソンのホットラインによる32ヤードタッチダウンパスでリードを奪っている。その後、パッカーズはさらにWRジェフ・ジャニスのリバースプレーなどでゴール前まで迫ると、最後はフルバック(FB)アーロン・リップコウスキーが3人を押し返してタッチダウン。21対7と突き放した。テキサンズはQBオズワイラーからTEグリフィンへのパスなどで前進し、WRディアンドレ・ホプキンスへの44ヤードタッチダウンパスで21対13と追い上げるも、オンサイドキックを失敗し、そのまま試合終了となった。

パッカーズQBアーロン・ロジャースはパス回30中20回成功、209ヤード、2タッチダウン、インターセプトはなし、ハムストリングのケガで機動力に影響がある中でも要所でパスを成功させオフェンスを率いた。WRジョーディー・ネルソンは8回レシーブ118ヤード、1タッチダウン。WRタイ・モンゴメリーは2回レシーブ16ヤードに加え、6回キャリーの40ヤードと、ともにケガのロジャースを助けている。ディフェンスではフロント7が終止テキサンズQBオズワイラーにプレッシャーをかけ続けた。ラインバッカー(LB)ジュリアス・ペッパーズは1サックを記録。パッカーズはこれで勝率5割に復帰した。今週、同じNFC北地区のミネソタ・バイキングスが敗れたため、同率2位に並んでプレーオフ進出に望みをつないでいる。

テキサンズQBブロック・オズワイラーはパス回35中22回成功、202ヤード、2タッチダウン、インターセプトはなし。終止、パッカーズディフェンスの激しいプレッシャーに苦しめられた。テキサンズはこれで6勝6敗となり、2位のテネシー・タイタンズに並ばれ、AFC南地区は混とんとしてきた。

次週、パッカーズはホームでシアトル・シーホークスと、テキサンズはアウェーで同地区のインディアナポリス・コルツと対戦する。