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【2016年第13週】接戦を制したチーフスがプレーオフ進出へまた一歩前進

2016年12月05日(月) 08:13

カンザスシティ・チーフスのスペンサー・ウェア【AP Photo/John Bazemore】

現地4日(日)、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区トップのアトランタ・ファルコンズとカンザスシティ・チーフスが対決。試合はAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区首位のオークランド・レイダースを追いかけるチーフスが接戦をものにして今季9勝目を挙げ、プレーオフ進出にまた一歩近づいている。ファルコンズにとっては痛い黒星となってしまった。

ファルコンズは試合開始早々からクオーターバック(QB)マット・ライアンの短いパスで敵陣に前進すると、ドライブの最後はエースランニングバック(RB)デボンタ・フリーマンがエンドゾーンにボールを押し込んでタッチダウン、先制に成功する。チーフスも直後のドライブでQBアレックス・スミスがワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒル、タイトエンド(TE)トラビス・ケルシーらにロングパスを通して敵陣深くまで進み、RBスペンサー・ウェアが3ヤードランを走ってタッチダウンを決めた。しかし、直後のエキストラポイントキックをブロックされ、1点を追かける形となってしまう。同クオーター中盤にはファルコンズ守備陣が奮闘し、スミスからサックを奪うと同時にファンブルを誘ってオフェンス陣に追加点を稼ぐチャンスを会与える。ここでしっかりフィールドゴールを成功させてファルコンズがリードを広げる。

第2クオーター中盤にはスミスからケルシーへの27ヤードパスで敵陣に進入したチーフスは、続けてウェアがエンドゾーンでスミスからの3ヤードパスを受けてタッチダウン、試合を振り出しに戻す。チーフスはクオーター終了直前にもセーフティ(S)エリック・ベリーがライアンのパスをインターセプトし、そのままリターンタッチダウンを成功させて一気にリードを奪う。ファルコンズがフィールドゴールを返してスコアを20対16として前半を終えた。

後半最初のドライブではパントフォーメーションからWRアルバート・ウィルソンが55ヤードランを走ってタッチダウンを決め、チーフスがリードを広げる。反撃に出たいファルコンズはライアンからWRフリオ・ジョーンズへの20ヤードパスなどで敵陣まで進むが、これを得点につなげることができない。それでもクオーター終盤には再びライアンからジョーンズへのパスでリズムに乗ったファルコンズがフリーマンの1ヤードランでタッチダウンを収めて点差を縮める。

勢いづいたファルコンズ攻撃陣は、その後もライアンからTEレビン・トイロロへの42ヤードパスで敵陣まで攻め込むと、最後はライアンからWRオルドリック・ロビンソンへの5ヤードパスでタッチダウンし、逆転に成功。しかし、直後の2ポイントコンバージョンを狙ったプレーでは、ライアンのパスをベリーがインターセプトしてリターンし、チーフスがディフェンシブ2ポイントコンバージョンを決めてリードを奪う、どんでん返しの展開に。試合はチーフスが1点のリードを守り切って終了となった。

チーフスQBスミスはパス25回中21回成功、270ヤード、1タッチダウンをマークしてチームの勝利に貢献。TEケルシーもレシーブ8回、140ヤードと大活躍した。

ファルコンズQBライアンはパス34回中22回成功、297ヤード、1タッチダウン、1インターセプトで試合を終えている。WRジョーンズはレシーブ7回、113ヤードをマークした。