ブラウンズDEギャレットがサック23回を達成、単シーズンサック数の新記録を樹立
2026年01月05日(月) 15:20
相手クオーターバック(QB)に猛攻を浴びせ続けた末に、クリーブランド・ブラウンズのディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットがNFL屈指の名誉ある記録へとたどり着いた。
シンシナティ・ベンガルズのQBジョー・バロウをサックしたことで、ギャレットのシーズン通算サック数は23回に到達。これにより、T.J.ワットと殿堂入りを果たしているマイケル・ストレイハンが保持していたシーズン最多サック記録を更新した。
記録更新の瞬間を振り返り、ギャレットは「すべて想像していた通りだった」と語っている。
「本当にタフだった。相手が簡単にはさせてくれないことは分かっていたけど、試合を通して、整った形のドロップバックの場面でシングルブロックを受けたのは3回もなかったと思う。だからこそ、そのチャンスが来たら必ずものにしなければならないと分かっていた。今はこれ以上ないくらいうれしい」
ギャレットは20対18で勝利した現地4日(日)の試合の第4クオーター終盤にバロウをサックし、単独トップとなる記録を打ち立てた。ワットは2021年にサック22.5回を記録し、2001年のストレイハンの数字に並んでいた。
どこか運命的な巡り合わせとも言える。2017年のNFLドラフトで全体1位指名を受けた29歳のギャレットが、記録更新の相手としたのは、2020年ドラフト全体1位指名のバロウだった。しかもバロウは、ギャレットがこれまで最も多くサックしてきたクオーターバックでもある。日曜日の試合前の時点では、バロウとラマー・ジャクソンはいずれもギャレットにサック11回を許して並んでいたが、今回、ベンガルズの司令塔は歴史的記録の当事者となり、ギャレットが仕留めたQBリストの単独1位となった。
ギャレットがリーグの記録に名を刻むのは時間の問題と見られていたが、その挑戦はブラウンズのシーズン最終戦までもつれ込んだ。それでも、このマイルストーンは完全にギャレット一人のものだ。1週間前には、ライバルのピッツバーグ・スティーラーズを相手に番狂わせの勝利を挙げ、その試合後には、ワットの記録更新を必死に阻止しようとするスティーラーズのゲームプランについて言及していたばかりだった。
今季最初の対戦でもサック2回を喫しているバロウは、2025年シーズンにギャレットがサックした11人目のクオーターバックとなった。今季のリストには、ラマー・ジャクソン(サック5.5回)、ドレイク・メイ(サック5.0回)、ジーノ・スミス(サック3回)、ケイレブ・ウィリアムズ(サック1.5回)、ブロック・パーディー(サック1回)、ジャスティン・フィールズ(サック1回)、トゥア・タゴヴァイロア(サック1回)、キャメロン・ウォード(サック1回)、ジョーダン・ラブ(サック0.5回)、ジョシュ・アレン(サック0.5回)が名を連ねている。
ルーキー、ライバル、ベテラン、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区の敵、そしてNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のチーム。ギャレットは相手を選ぶことなく、誰に対しても破壊力を発揮してきた。直近11試合のうち10試合で、少なくともサック0.5回を記録している。さらに、現在のサック23回という数字は、『Pro Football Reference(プロ・フットボール・リファレンス)』が非公式記録としている、1978年にデトロイト・ライオンズのアル・“ババ”・ベイカーが残した記録にも並んでいる。
サック記録そのものも歴史的な快挙だが、より驚嘆すべきなのは、試合を優位に進める場面がほとんどなかった苦戦続きのブラウンズの選手として達成した点だろう。思い切ってパスラッシュに専念できる状況が限られていたにもかかわらず、ギャレットはこの数字を積み上げてきた。
この記録に加え、ギャレットはプロボウルに7度目の選出を果たした。5度目のオールプロ選出、そして2度目のディフェンス部門年間最優秀選手賞の受賞も有力視されている。
ギャレットの実績は、すでに殿堂入りに値する水準にある。だが日曜日、NFLの記録に刻んだ大きな一歩によって、9年目の今季はリーグ史に残るシーズンとなった。
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