カーディナルスが3シーズンを経てギャノンHCを解任
2026年01月06日(火) 09:27
現地5日(月)、アリゾナ・カーディナルスが3シーズンにわたってチームを率いていたヘッドコーチ(HC)ジョナサン・ギャノンを解任したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが報じた。その後、チームが正式にこの動きを発表している。
ギャノンの解任は、レギュラーシーズン最終戦でロサンゼルス・ラムズに37対20で敗れた後に決まった。この敗北で9連敗を喫したカーディナルスは3勝14敗でシーズンを終えている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによると、カーディナルスはジェネラルマネジャー(GM)モンティ・オッセンフォートを留任させ、共に新ヘッドコーチの選考プロセスを進めていく見込みだという。
オーナーのマイケル・ビッドウィルは月曜日に記者会見で「今朝、ジョナサン・ギャノンと話し、ヘッドコーチに関して別の方向に進むことを伝えた」と述べ、こう続けている。
「ジョナサンは非常に賢く、意欲的かつ情熱的で、知性にあふれた素晴らしいコーチだ。彼とそのスタッフ、そしてジーナ・ギャノンや家族は、この組織に多くをもたらし、多くを捧げてきた。彼がこの組織にもたらしたものすべてに心から感謝している」
「彼は私たちを成長させてくれた。しかし、誰もがご存じの通り、このリーグは勝敗がすべてだ。勝敗がすべてを物語っているし、特に今年はそうだ。私たちは間違った方向に進んでいたと感じており、方向転換が必要だった」
ギャノンは通算15勝36敗という成績を残してカーディナルスを去ることになった。チームをNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区で3位より上に導くことができず、唯一3位となった2024年シーズンの成績は8勝9敗だった。
カーディナルスは日曜日のラムズ戦で、12月以降で4度目となる10点以上差での敗北を喫した。その4試合では相手に37点以上を許していたが、それは今季におけるそれ以前の傾向――4点差以内の敗北がチーム史上最多の7試合あり、1ポゼッション差での敗北は全体で8試合に上っていた――と異なる。ギャノン率いるカーディナルスは、シーズン第13週にタンパベイ・バッカニアーズに20対17で惜敗したことで、プレーオフ争いから脱落した。
シーズン終盤の連敗を除けば、最も厳しい局面は22対21で敗れたシーズン第5週のテネシー・タイタンズ戦で訪れたと言えよう。カーディナルスは第4クオーターを迎えた時点で21対6とリードしていたが、その後立て続けに悲惨な展開となり、それまで未勝利だったタイタンズに敗北。混乱の最中、ランニングバック(RB)エマリ・ディマーカドがゴールラインを越える前にボールを落とす場面もあった。このプレーの後、激怒したギャノンがディマーカドに詰め寄り、面と向かって怒鳴りつけたうえ、腕を振り払ってディマーカドに接触したように見えた。ギャノンは自身の行動について謝罪し、チームから10万ドル(約1,567万円)の罰金を科されている。
カーディナルスはまたしても再建の道を歩むことになった。ギャノンの後任者はブルース・エリアンスの退任以降4人目のフルタイムヘッドコーチとなる。エリアンスの指揮下でNFCチャンピオンシップゲームに進出した2015年シーズンを最後に、カーディナルスはプレーオフでの勝利を挙げていない。
サイドラインの不透明さに加え、クオーターバック(QB)にも不確定要素がある。
フランチャイズQBのカイラー・マレーはシーズン第5週に足を負傷して5試合しか出場できず、出場時のパフォーマンスも精彩を欠いていた。先発を引き継いだベテランバックアップQBジャコビー・ブリセットは攻撃陣を活性化させたものの、カーディナルスのシーズンやギャノンの立場を救うには至らなかった。
オッセンフォートは月曜日にマレーの将来について「今季のようなシーズンを終えた以上、あらゆる選択肢が検討対象になるだろう」と話している。
「クオーターバックであれ他のポジションであれ、あらゆる選択肢を検討し、チームを強化するために精査していく。そしてこれまでと同様、すべてのロースター判断において、チームにとって最善となる決断を下していくつもりだ」
ギャノンはフィラデルフィア・イーグルスの守備コーディネーター(DC)としてスーパーボウル進出に貢献した後にカーディナルスに採用されたが、その任期は不本意な形で始まった。
カーディナルスとイーグルスはギャノンの採用をめぐるタンパリング問題について和解に達し、その結果としてドラフト指名権の交換が行われた。
最初の2シーズンはいずれも負け越したものの、チームが人材不足のロースターに戦力を追加し続けていた中で、ギャノンは概ね良好な評価を得ているように見えた。
どのコーチも就任3年目は期待が高まるものだが、ギャノンはそれに応えられなかった。8勝9敗で上昇傾向にあるように見えた昨季から一転、カーディナルスはシーズン通算勝利数が今世紀で3度目の3勝にとどまった。
カーディナルスは新ヘッドコーチを迎えると共に、クオーターバックも入れ替える可能性があり、2026年は現在とは大きく様変わりしたチームになる見通しだ。
【RA】



































