カウボーイズが1シーズンでエバーフラスDCを解任
2026年01月07日(水) 10:52
ディフェンスに大きな変化があったシーズンを経て、ダラス・カウボーイズは2026年に守備陣の新たな責任者を探すことになった。
現地6日(火)、カウボーイズが就任から1年で守備コーディネーター(DC)マット・エバーフラスを解任すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報道。その後、チームがエバーフラスの退団を正式に発表した。
カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズは声明で次のように述べている。
「マット・エバーフラスとは数十年来の付き合いで、コーチとしても人としても大きな敬意と感謝を抱いている。しかし、今季の守備陣のパフォーマンスを検証し、議論した結果、変化が必要であることは明白だった。これはそのプロセスの第一歩であり、私たちはより高い目標を達成すべく、今後も検証を続けていく」
エバーフラスの解任は、カウボーイズ守備陣が2025年シーズンに1試合あたりの被ヤード(377.0ヤード)で30位、被得点(30.1点)で最下位に沈んだことを受けて決まった。この成績は、エバーフラスを採用するきっかけとなった2024年シーズンよりもさらに悪いものだった。攻撃陣がNFLトップクラスの成績を収めた(得点で7位、獲得ヤードで2位)にもかかわらず、7勝9敗1分という結果でプレーオフ進出を逃したことで、カウボーイズでは守備戦略の転換が不可欠となっている。
エバーフラスがカウボーイズに加入したのは、チームが2025年シーズンを前に守備陣を大きく再編しようとしていた矢先のことだった。
チームとの契約交渉が難航していた中、ディフェンシブエンド(DE)マイカ・パーソンズはトレーニングキャンプをサイドラインで見守り、エバーフラスの新戦術に順応することができていなかった。結局、パーソンズは2025年シーズン開幕の1週間前にグリーンベイ・パッカーズにトレードされ、エバーフラスはNFL屈指の影響力を持つ守備選手を失った。
カウボーイズは最善を尽くしたが、守備陣の問題はすぐに表面化。シーズン開幕から3勝5敗1分と出遅れ、この期間の試合平均被得点は30.8点に上った。そこでカウボーイズはディフェンシブタックル(DT)クイネン・ウィリアムスを大型トレードで獲得し、状況の立て直しを図った。
ウィリアムスはカウボーイズで即座に存在感を発揮。チームはトレード期限後に今季最高の状態を迎えて3連勝を飾り、その中で昨季のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)王者とNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)王者に勝利した。シーズン第14週を迎える時点で勝率5割を上回り、カウボーイズには明るい兆しが見え始めていたが、デトロイト・ライオンズに44点を許して勢いを断たれ、守備面の問題が再び表面化した。
その後にミネソタ・バイキングスとロサンゼルス・チャージャーズに敗れた――いずれも34点を許した――ことで、カウボーイズのプレーオフ進出の望みは絶たれた。エバーフラスの指揮下でカウボーイズ守備陣はリーグ下位5位に沈んだだけでなく、サックは35回、テイクアウェイは12回(ターンオーバー差マイナス9)にとどまった。
最終的に、コーナーバック(CB)トレボン・ディッグスはウェイバーにかけられた。これは2026年以降に向けた再編の一環であり、その流れでエバーフラスも解任された。ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマーは今後、好調な攻撃陣を補完できる守備の指導者を探すことになるだろう。
エバーフラスがこの先どこへ向かうかは分からない。シカゴ・ベアーズのヘッドコーチとして過ごした3シーズンを経て最初に就いた仕事は期待通りにはいかなかったが、経験豊富な55歳の守備コーディネーターは、すでに空きポジションもある中で一定の関心を集めるはずだ。
【RA】



































