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ドルフィンズがパッカーズDCハフリーを次期HCとして採用

2026年01月20日(火) 11:06

ジェフ・ハフリー【AP Photo/Jeffrey Phelps】

マイアミ・ドルフィンズがグリーンベイ・パッカーズから複数の人材を引き抜き、チームの基盤を構築しようとしている。

現地19日(月)、ドルフィンズがパッカーズの守備コーディネーター(DC)ジェフ・ハフリーと5年契約で合意し、次期ヘッドコーチ(HC)として迎えることになったと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。

その後、ドルフィンズが正式にハフリーの採用を発表している。

ハフリーはディビジョナルラウンドが行われた週末にヘッドコーチの有力候補として浮上。ドルフィンズが約1週間前にパッカーズの選手人事担当副社長を務めていたジョン・エリック・サリバンを新ジェネラルマネジャー(GM)に指名したことを踏まえると、今回の動きは自然な展開だった。

サリバンGMはチームの声明で「ジェフは誠実さ、知性、そして大きな情熱を兼ね備えた人物であり、選手たちは彼を信じ、彼のために戦うだろう。彼はチームの目指すべき姿を見据え、その目標へ向かう道筋で全員を一つの方向へ進ませる力を持っている。彼と共にその道を歩めることをうれしく思う。私たちはこの組織にふさわしい勝者をともに作り上げていくつもりだ」と述べている。

46歳のハフリーは2シーズンにわたってパッカーズの守備陣を指揮してきた。ハフリーの就任初年度に被得点で6位、被ヤードで5位につけたパッカーズ守備陣は、2025年シーズン開幕前にオールプロ選出経歴を誇るディフェンシブエンド(DE)マイカ・パーソンズをトレードで獲得したことで勢いづいていたが、守備陣全体で負傷者が相次ぎ、パーソンズもACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂。シーズン後半に失速し、最終的に被得点は11位、被ヤードは12位へと順位を落とした。

それでもなお、ハフリーはNFL屈指の守備指導者であることを示し、ヘッドコーチ選考の過程で大きな注目を集めた。

ハフリーは2012年から2018年にかけてタンパベイ・バッカニアーズ、クリーブランド・ブラウンズ、サンフランシスコ・49ersでディフェンシブバック(DB)コーチを務めてきたが、ヘッドコーチとしての経験は大学レベルでしかない。2020年から2023年までボストンカレッジのヘッドコーチを務めたハフリーは、在任4シーズン中3シーズンでチームを勝率5割以上に導いた。

ハフリーは、多くの課題を抱え、チームのアイデンティティを根本的に見直す必要があるドルフィンズに加入する。2022年シーズンと2023年シーズンに約20年ぶりの連続プレーオフ進出を果たした後、2年連続で負け越したドルフィンズは近年、力強さよりも俊敏さを重視した守備を展開するソフトなプレースタイルで知られ、その影響は被得点の順位(24位)にも如実に表れている。

専門分野を踏まえ、ハフリーはチーム文化をよりタフなものに変えることが期待されるだろう。ドルフィンズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区で、ニューイングランド・ペイトリオッツや月曜日にショーン・マクダーモットHCを解任したバッファロー・ビルズに追いつくことを目指している。

しかし、攻撃陣にも大きな課題が山積しており、ハフリーが最終的に誰を攻撃コーディネーター(OC)に選ぶかや、サリバンGMとともにクオーターバック(QB)ポジションにどう対処するかは注目されるだろう。2028年までの大型契約を結んでいるQBトゥア・タゴヴァイロアは今季最後の3試合でベンチに下げられ、他チームで新たなスタートを切ることに前向きな姿勢を見せている。タゴヴァイロアの代役を務めたクイン・ユアーズは、活躍した場面があったものの、ドラフト7巡目で指名された選手であり、将来の中心選手としての地位を確固たるものにしたわけではない。また、デプスチャートでユアーズに追い抜かれたザック・ウィルソンの将来も不透明なままだ。

ドルフィンズではQBポジションの判断が最大の焦点となるだろう。さらに、深刻な膝のケガに見舞われたワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルが2026年にチームでプレーすることも保証されていない。ランニングバック(RB)デボン・エイチェーンやWRジェイレン・ワドルを除けば、攻撃陣のスキルポジションには補強が必要であり、ヒルの今後次第でその重要性は増す見込みだ。

それらは後に解決すべき大きな問題だと言えよう。

とはいえ現時点で、ドルフィンズにはチームを持続的な成功へと導くことを期待できるジェネラルマネジャーとヘッドコーチがそろっている。

【RA】