イーグルスが新OCとしてパッカーズQBコーチのショーン・マニオンを採用
2026年01月30日(金) 14:52
フィラデルフィア・イーグルスが攻撃陣の立て直しをけん引する人物を見つけた。
イーグルスがグリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)コーチであるショーン・マニオンを新たな攻撃コーディネーター(OC)として採用すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが報道。その直後、チームが正式にマニオンの採用を発表した。
チームが発表した声明でヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは「ショーン・マニオンをフィラデルフィア・イーグルスの新攻撃コーディネーターとして迎えられることを大変うれしく思う」と述べている。
「このプロセスを通じて目標としていたのは、イーグルスにとって最適な選択肢を見つけるため、攻撃陣の将来について柔軟な姿勢で考えることだった。この数週間、多くの有能な候補者や攻撃戦術に長けた人材と会う機会があった。一人ひとりと過ごせた時間に感謝している。長年にわたって攻撃陣を率い、プレーコールを行ってきた人もいれば、若く鋭く、勢いのある新進気鋭のコーチもいた。適切な人物が現れるまで、忍耐強く丁寧に見極めることが重要だと感じていた。そしてショーンはまさにその人物だった」
マニオンは間違いなく、“勢いのある新進気鋭のコーチ”に分類される。
2015年ドラフト3巡目指名を受け、クオーターバック(QB)として6シーズンにわたってプレーしたマニオンが、NFLのコーチを務めたのはわずか2年だ。2024年にパッカーズのコーチングスタッフにオフェンシブアシスタントとして加わり、昨シーズン開幕前にQBコーチに昇格した。
パッカーズ在籍中、マニオンはQBジョーダン・ラブの成長を後押しするとともに、バックアップQBマリク・ウィリスの目覚ましい発展にも貢献。ウィリスはリーグで最も信頼される控えクオーターバックの1人となった。
マニオンは今や最新のイーグルスOCとなっている。このポジションは2022年以降、毎年入れ替わる状態が続いているが、マニオンはその中でも特に厳しい状況にある攻撃陣を引き継ぐことになる。
2022年から2024年にかけて3年連続で得点と獲得ヤードの両方でリーグトップ10入りを果たしていたイーグルスだが、2025年には低迷し、得点で19位、獲得ヤードで24位という結果に終わった。これらの順位は、シリアニHCの5年間の在任期間で最も低いものだった。
前OCケビン・パトゥーロの下ではパス攻撃の停滞がもどかしいほど長引き、ワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンが自身の役割に不満を示したことなど、外部からの雑音に対する懸念が頻繁に生じていた。QBジェイレン・ハーツはビッグプレーを決める回数が減り、安定感も欠いていた。パス成功率(64.8%)は初めてフルで先発を務めたシーズン以来の低さで、悪球率(16.7%)もルーキーシーズンに次ぐ悪さとなった。ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーを軸とするランゲームも停滞し、2,000ヤード超えを達成した前年度の姿とは程遠かった。
マニオンの使命は、今季の傾向を覆して最高レベルの守備陣に見合う攻撃陣を構築することだ。それはまさに、ワイルドカードで敗退した2023年シーズン後にOCに就任し、攻撃陣を立て直して第59回スーパーボウル制覇へと導いたケレン・ムーアが成し遂げたことだと言えよう。
とはいえ、ムーアがイーグルス加入前にダラス・カウボーイズで長年プレーコールの経験を積んでいたことを踏まえれば、マニオンの挑戦はより厳しいものになるだろう。
マニオンはNFLコーチとしての経験が浅く、プレーコールを担当したことも一度もない。
しかし、マニオンはパッカーズのマット・ラフルアーHCから学び、ロサンゼルス・ラムズのショーン・マクベイHCやミネソタ・バイキングスのケビン・オコンネルHCの下でプレーしてきた。この3人には協働した経験があるため、マニオンがイーグルスで展開する攻撃哲学は彼らに近いものになると考えられる。それは、今季のイーグルスで見られた攻撃よりも創意工夫に富み、スナップ前のモーションが増える形となるはずだ。
短期間で昇進を遂げたマニオンがプレーコーラーとしての地位も迅速に確立できれば、イーグルスはまたしても新たな攻撃コーディネーターと共に素晴らしい成果を挙げるチャンスを得るだろう。
【RA】



































