NFLオナーズでプロフットボールの殿堂2026年クラスが発表
2026年02月06日(金) 14:37
第60回スーパーボウルまで3日となった現地5日(木)夜、リーグがNFL Honors(NFLオナーズ)で、2026年のプロフットボールの殿堂メンバーを発表した。
2026年に殿堂入りを果たした面々は下記の通り。
ドリュー・ブリーズ
ニューオーリンズ・セインツのチーム史に残る偉大な選手であるドリュー・ブリーズがカントンに迎えられる。13回のプロボウラーにして、4年の間にセインツをスーパーボウルのタイトルにまで導いたブリーズは、同世代の中で最も好成績を残しながらも、どこか過小評価されてきた選手だ。小柄なパサーであるブリーズは、彫像のような威容のガンスリンガーであるトム・ブレイディやペイトン・マニング、華々しい投げ手であるアーロン・ロジャースらの影に隠れていたものの、当時の最も正確で安定したQBであり、現在の試合ではなかなか到達されない新たな水準を生み出していた。ブリーズは5,000ヤード超えを5度達成しており――個人記録である2011年の5,476パスヤードは2年後にマニングによって(1ヤード差で)破られる――、パス成功率70%超えでシーズンを終えたことは7度ある。キャリア最後の5年が、まさにその成功率を達成したシーズンだった。
ラリー・フィッツジェラルド
2004年NFLドラフト全体3位指名選手であるラリー・フィッツジェラルドは、現在の殿堂入りにつながるまでのキャリアの中で、その期待を越える活躍を見せた。キャリアのすべてをアリゾナで送ったフィッツジェラルドは、カーディナルス史上最高の選手だと評される。砂漠での17シーズンを通して、フィツジェラルドは常に結果を出してきた。レシービングヤードでリーグトップに立つことはなかったものの、1,000ヤード超えを9回達成。キャッチ数とタッチダウン数で首位だったシーズンも、それぞれ2度あった。唯一オールプロに選ばれた2008年シーズンには、リーグトップのタッチダウンレシーブ12回と、キャリアハイの1,431ヤードをマーク。カーディナルスをスーパーボウル制覇寸前まで導いたこともあり、ベン・ロスリスバーガーとサントニオ・ホームズがいなければ、フィッツジェラルドが第43回スーパーボウルの第4クオーター終盤に決めた、エンドゾーンへの64ヤードのキャッチアンドランは、NFLで最も偉大なタッチダウンとして語り継がれていたかもしれない。
ルーク・キークリー
資格が生じてから2年、そして、ファイナリストとしての2年目で、カロライナ・パンサーズのキャプテンがカントンへと向かう。8月の殿堂入り時には35歳になっているキークリーがパンサーズでプレーしたのは8シーズンだけだったが、その中で鮮やかな輝きを見せていた。2012年NFLドラフトの全体9位で指名されたキークリーは、ディフェンス部門年間最優秀新人賞を受けた翌年に、キャリア唯一のディフェンス部門年間最優秀選手賞も受ける。この年には、やがて5回選出されることになるオールプロの初回選出も果たした。2015年に15勝1敗をマークしてNFCタイトルを手にしたパンサーズにおいて、キークリーは守備陣の中心人物となる。オフェンスにとってのキャム・ニュートンがそうであるように、キークリーはディフェンスにおける唯一無二の、カリスマ性のあるけん引役だった。パンサーズの伝説的選手は偉大なタックラーの1人であり、8シーズンのすべてでタックル100回以上をマーク。キャリア1年目と3年目には、コンバインドタックルでリーグ首位に立っている。
アダム・ビナティエリ
ビル・ベリチックとロバート・クラフトが今年にゴールドジャケットに腕を通すことはなかったが、この伝説的なニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)とオーナーに初めてのスーパーボウルタイトルをもたらしたキッカーが、殿堂の仲間入りをすることになった。第36回スーパーボウルと第38回スーパーボウルで決勝フィールドゴールを決めたアダム・ビナティエリが、資格が生じて、そしてファイナリストとしての2年目で、カントンへ招かれている。パートタイムかフルタイムかを問わず、キッカーがゴールドジャケットを身につけるのは、ルー・グローザ、ジョージ・ブランダ、ヤン・ステナルード、モーテン・アンダーソンに続いてビナティエリで5人目だ。サウスダコタ州立大学出身で、ドラフト外フリーエージェントとしてNFLにやってきたビナティエリは、1996年にペイトリオッツと契約。第36回スーパーボウルと第38回スーパーボウルに加え、ペイトリオッツとスーパーボウルでもう1勝挙げた後、2006年にライバルのインディアナポリス・コルツへと移籍し、そこですぐに4つ目のタイトルを獲得した。
ロジャー・クレイグ(シニア)
ジョー・モンタナ時代のサンフランシスコ・49ersでスーパーボウル3度制覇を成し遂げたロジャー・クレイグ。サンフランシスコから全米中継されるセレモニーでその殿堂入りが発表されるのは、まさにふさわしいと言えよう。65歳になったクレイグは、今年にゴールドジャケットを手にする唯一のシニア、コーチ、貢献者部門ファイナリストだ。NFLにおいて先駆的存在となったデュアルスレットRBに、それに値する栄誉が贈られる。ネブラスカ大学出身で、1983年のドラフト2巡目で指名されたクレイグは、キャリア最初の7シーズンすべてで1,000スクリメージヤード超えを達成。そのうち2回は2,000ヤードの大台を突破していた。49ersが誇る往年の名選手は、同一シーズンにラッシングとレシービングの両方で1,000ヤードを達成(1985年)したNFL史上わずか3人のうちの1人でもある。他にこの偉業を達成したのは、殿堂入りのマーシャル・フォークと、現在の49ersのスター選手であるクリスチャン・マカフリーだ。
2026年の5人という殿堂メンバーは、過去20年で2番目に少ない。4名で構成された2024年クラスは、ダン・マリーノ、スティーブ・ヤング、ベニー・フリードマン、フィッツ・ポラードが殿堂に招かれたとき以来の少なさだった。現在の規定になってから、最も少ないクラスが4名となっている。
選考委員は2026年クラスの選手として、最大で5名の近代選手を選ぶことが可能。それぞれの選手が、80%以上の賛成票を得なくてはならない。今年はこの部門で4名のみが選ばれた。
貢献者、コーチ、シニアのファイナリストから選ばれたのはクレイグのみだった。これらのファイナリストへの投票は、近代選手とは異なるグループによって行われ、最少で1名、最大で3名が選出される。
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