ジャイアンツのエルムノアがFAを前に自身を「リーグ最高のライトタックル」と自負
2026年03月09日(月) 11:18
2017年のドラフト5巡目指名から足がかりをつかむのに苦労した時期を経て、今や市場の目玉となるトップクラスのオフェンシブラインマンへと成長したライトタックル(RT)ジャメイン・エルムノアは、フリーエージェント(FA)を目前に控えた絶好のタイミングでついに全盛期を迎えようとしている。
本人の見解によれば、その実力は新天地を求める選手たちの中だけでなく、NFLに所属する全ライトタックルの頂点に位置するという。
エルムノアは先日、『The Athletic(ジ・アスレチック)』のダン・ダガンに対し、「自分はリーグで最高のライトタックルだと信じているし、映像がそれを証明している。話を聞こうとする者には誰にでも、そのことを確実に伝えるようにしてきた」と語った。
エルムノアの主張に対し、多くの選手が眉をひそめるかもしれない。特に、レイン・ジョンソンやペネイ・スウェル、トリスタン・ワーフスといった、長きにわたりこのポジションで実力を証明してきた精鋭たちにとってはなおさらだろう。
言霊を信じて口に出すことに害はない。実際、エルムノアはジャイアンツで際立ったシーズンを過ごした。キャリア最多となるスナップ1,088回で許したサックはわずか4回。さらに『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』のパスブロッキング評価では自己最高となる76.7を記録している。ランブロックにおいて一貫性に欠ける面はあるものの、大抵の場面でクオーターバック(QB)をサックから守れる存在だ。
過去2シーズンでビッグブルーの一員として31試合に先発出場したエルムノアは、グレッグ・ローゼンタールによるフリーエージェントトップ101リストで20位にランクインした。市場に出る選手の中では最高の評価を得ているライトタックルであり、フリーエージェントになるタックルとしてはグリーンベイ・パッカーズのラシード・ウォーカーに次ぐ2位につけている。
31歳という年齢にあっても、エルムノアは相応の報酬を手にする見込みだ。これは、さらなる勢いをつけて真の価値を証明するために、2024年にジャイアンツと2年の短期契約を結んで自分自身に賭けた結果と言える。
「自分がどのような選手になれるか分かっていたし、それを最大限に引き出そうとしていた」とエルムノアは説明している。
「(ラスベガス・レイダース時代の)300万ドル(約4億7,529万円)から、いきなりタックル市場の最高額を稼げるようになるとは思っていなかった。自分に対して大きな賭けに出たが、あのメンタリティがあったからこそ、最終的には自分が勝つと分かっていた」
エルムノアにとってジャイアンツは、2021年のレギュラーシーズン前に短期間在籍したマイアミ・ドルフィンズやジャクソンビル・ジャガーズを含め、NFLで6番目のチームだった。
その道のりは険しいものだった。2017年にボルティモア・レイブンズでキャリアをスタートさせ、2シーズンで先発3回を記録した後にニューイングランド・ペイトリオッツへトレード。そこでの2シーズンでさらに先発8回を経験した後、エルムノアは2021年シーズンを前にドルフィンズと契約したが、トレーニングキャンプで解雇された。その後ジャガーズに加入したものの、わずか数日後にリリースされている。
ようやくレイダースでシーズンを通してロースターに残ると、加入初年度に先発3回を記録。その後、2022年から2023年にかけてライトタックルのレギュラーの座を不動のものとした。さらにジャイアンツでの過去2年間でも、再びラインの右側で自らの地位を確固たるものにしている。
1度のトレードと2度の解雇を経験し、何度も自由契約の身となったエルムノアは、まさに逆境の中で鍛え上げられてきた。
「今の自分は、精神的に打ちのめされることのない域に達している」とエルムノアは言う。
「さらに成長を続け、自分のポジションでトップクラスなのはもちろん、とにかく最高の選手だ、と認めざるを得ないレベルまで上り詰めていくつもりだ」
来たるフリーエージェント期間に彼と契約するチームは、まさにその言葉通りの活躍を期待することになる。
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