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QBロジャースの回答を今も待つスティーラーズ、ドラフト前の決断はない見込み

2026年04月21日(火) 12:55

ピッツバーグ・スティーラーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Stephanie Scarbrough】

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの動向を見守っている者は、もう少し待つ必要があるようだ。

ピッツバーグ・スティーラーズはまだロジャースから今後についての回答を得ておらず、現地30日(木)にスタートする2026年NFLドラフト以前に最終的な決定が下される見込みもないと、20日(月)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。

ジェネラルマネジャー(GM)オマール・カーンはこの報道後、ヘッドコーチ(HC)のマイク・マッカーシーと共に月曜日に実施したドラフト前記者会見において、ロジャースの状況について説明している。

「アーロンとは何度か素晴らしいコミュニケーションを取っている。何も変わっていない。が、ずっとポジティブで良い状態だ。3月にも話したように、彼はわれわれが彼のことをどう思っているか知っているし、われわれは彼がわれわれについてどう思っているか知っている」とカーンGMは述べた。

スティーラーズにとってドラフトの3日間は、ウィル・ハワードやベテランのメイソン・ルドルフのほか、明らかにロジャースのために確保している空席のあるロースターに新たなクオーターバックを加える絶好の機会となる。マッカーシーが新たなヘッドコーチに立った今、ロジャースに2026年もフットボールをプレーする意思があるのなら、スティーラーズへの復帰をチームが見込むのも妥当だと言える。

その“もしも”の要素がもたらす不確定性は、時間の経過と共に大きくなっていくようだ。

この長く続くやりとりは以前にも両者が経験していることで、1年前の同時期には数カ月の期間を経て1シーズンのパートナーシップを結んでいた。2度目の残留は7カ月前の時点では実現しそうにもなかったが、ロジャースがスティーラーズの2025年ポストシーズン進出を支えた後、スティーラーズが驚きのマッカーシー登用を決める以前から両者は継続に関心を持っている。マッカーシーは地元出身であると同時に、ロジャースにとっても馴染み深い人物だ。

スティーラーズには自信がある様子で、オーナーのアート・ルーニー二世は3月下旬に、公の場でロジャースからの回答は“ドラフトまでに”あると見ていると述べていた。しかし、もう少し待つ必要があるようだ。

カーンGMはロジャースの答えをまだ聞いていないことがドラフトにどう影響するか尋ねられた際、このように応じている。

「今も評価しているところだ。それがわれわれの評価プロセスを変えることはない。今も選手たちをあるべきところに位置づけている。あとはどうなるかだ」

スティーラーズはこういった状況(そして、最悪のシナリオとしてロジャースがフットボール自体に戻ってこないケース)に備えて、ある程度のリスクヘッジを行っている。それが、2025年ドラフト3日目(全体185位)で指名され、新人としてレギュラーシーズンでの出場機会がなかったハワードの評価が高まっている、という流れを打ち出すことだ。ハワードは春のワークアウトでQB1の役割を担うと見られ、ロジャースの不在が続くようであれば、7月や8月には予想外の先発争いをする可能性もある。

それでも、それはスティーラーズが備えるべき次善の策に過ぎない。その場合、スティーラーズは今後育成する有望株のQBをドラフトで指名し、ロースター制限の問題(ルドルフをキャンプの終わりの段階でトレードに出すなどによって)を夏の終わりまで先送りにする必要がある。

たとえそうであっても、ロジャースの未来についてあれこれと思いを巡らせてこそのオフシーズンだと言える。スティーラーズはこの煩わしい時期を乗り切るべく全力を尽くしつつ、未来にも目を向けている。

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