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2026年NFLドラフト:イーグルスがトレードアップ、全体20位指名はUSCのWRマカイ・レモン

2026年04月24日(金) 12:16

南カリフォルニア大学のマカイ・レモン 【AP Photo/Gene J. Puskar】

ワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンは今も正式にフィラデルフィア・イーグルスのメンバーだ。しかし、あらゆる兆候が、ブラウンのいないチームの未来を指し示している。

2019年NFLドラフトの1日目に指名されたブラウンと同じ日程で、その後釜となる可能性のある選手が指名された。

フィラデルフィア・イーグルスがトレードアップし、2026年NFLドラフトの全体20位で南カリフォルニア大学のワイドレシーバー(WR)マカイ・レモンを指名している。イーグルスはダラス・カウボーイズに全体23位、114位(4巡目)、137位(4巡目)指名権を送り、全体20位ならびに2027年7巡目指名権を獲得していた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはこのトレードの直後に、イーグルスが“来季のチームにA.J.ブラウンはいない想定で動いている”と報じていた。

ブラウンをトレードする見込みのイーグルスだが、レモンを指名したことにより、こちらもジェネラルマネジャー(GM)ハウイー・ローズマンによる1巡目指名選手だったデボンタ・スミスを筆頭とする強力なレシーバー陣は力を増すと見込まれる。これまでに、グリーンベイ・パッカーズとのトレードでWRドンテイヴィオン・ウィックスが加入したほか、イーグルスはWRマーキス・ブラウンとも契約を結んでいた。

レモンのプレースタイルには、フィジカルなアウトサイドレシーバーであるブラウンとの共通点はほとんど見られないが、同じくトロージャンズ出身で現在はデトロイト・ライオンズの主力選手であるアモン-ラ・セント・ブラウンと比較されることが多い。

USCで2年間先発を務め、スロットで卓越した能力を発揮してきたレモンは、そのボールスキルは別次元だと評価されてきた。2025年にはカレッジフットボールのトップレシーバーとしてビレトニコフ賞を受けている。また、オールアメリカンのファーストチーム、オール・ビッグ・テンのファーストチームに選ばれたのに加え、ポリネシアン・カレッジフットボールの年間最優秀選手賞(ユタ大学オフェンシブタックルのスペンサー・ファノと同時受賞)も受賞している。

レモンのキャッチ力は非常に優れており、キャリアを通じたドロップ率はわずか2.8%。スロットでその真価を発揮しており、ラインからの動きの素早さ、および体格以上に大きな動きによって、五分五分の状況でもボールを勝ち取ってきた。さらに、ターゲットから外れているボールにも、身体をひねって巧みに対応できる。

わずかながら存在する疑問点としては、その体格がより大きなディフェンダーに通用するのか、そして、速さというよりはクイックネスに優れたNFLレベルのコーナーバックたちに対して、スペースを生み出せるかどうかが挙げられる。

ロサンゼルス・ラムズの指名を予想する向きが多かったレモンだが、ラムズはクオーターバック(QB)タイ・シンプソンを指名するという意外な動きを見せた。ロサンゼルスを離れてフィラデルフィアに向かう中で、レモンには新攻撃コーディネーター(OC)ショーン・マクダーモットの手持ちの戦力を高め、クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツにスミスと並ぶ新たなトップターゲットを与えるという使命がある。

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