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2026年NFLスケジュール:パッカーズ対ラムズ、チーフス対ビルズ、ブロンコス対スティーラーズが感謝祭ウイークの目玉に

2026年05月15日(金) 13:08

マシュー・スタッフォードとジョシュ・アレンとボー・ニックス【NFL】

NFLファンは今年、初めて感謝祭ウイークを通じて組まれた一連の試合を楽しむことになる。

シーズン第12週は感謝祭前夜の試合で幕を開け、今や恒例となっているサンクスギビングデーのトリプルヘッダーへとつながっていく。その後には、リーグの新たな伝統となりつつあるブラックフライデーゲームが続く予定だ。

ここではNFLファンなら誰もが満足すること間違いなしの、3日間にわたる5試合のスケジュールを試合ごとに紹介する。

感謝祭前夜

グリーンベイ・パッカーズ対ロサンゼルス・ラムズ
会場:SoFiスタジアム(カリフォルニア州イングルウッド)
日時:11月25日(水)アメリカ東部時間20時【日本時間26日(木)10時、以下同】

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の強豪2チームがNFLの新たなホリデー向けの試合で対決することになった。

クオーターバック(QB)ジョーダン・ラブ率いるパッカーズは11月25日の感謝祭前夜に、昨季にAP通信NFL MVPに輝いたマシュー・スタッフォードを擁するラムズの本拠地へと赴く。

旧知の仲であるショーン・マクベイHC(ヘッドコーチ)とマット・ラフルアーHCはそれぞれのチームを率い、スター選手たちが勢ぞろいする、ロサンゼルスにふさわしい話題性抜群の一戦に臨む見込みだ。

マクベイHC率いるラムズは昨季に12勝5敗を記録し、NFCチャンピオンシップゲームに進出したばかりであるため、2026年シーズンにはスーパーボウル制覇以外は失敗とみなされるような期待を背負って臨むことになる。ラムズには、ワイドレシーバー(WR)のプカ・ナクアやデイバント・アダムス、ランニングバック(RB)カイレン・ウィリアムズ、ラインバッカー(LB)ジャレッド・ヴァース、さらにオフシーズンの目玉としてカンザスシティ・チーフスとのトレードで獲得したコーナーバック(CB)トレント・マクダフィーといった才能あふれる選手がそろっている。

38歳のスタッフォードはNFL最多かつキャリアハイとなる46回のタッチダウンパスを記録したほか、パスヤード(4,707ヤード)でもリーグトップに立つなど、成績面でキャリア最高のシーズンを終えたばかりだ。年齢を重ねてもなお、スタッフォードはリーグ屈指の投球能力を備えているが、それはシーズン第12週の対戦相手であるラブもまた同様だと言えよう。

ラブ率いるパッカーズは2025年シーズンに3年連続でプレーオフ進出を果たしたものの、2年連続で初戦敗退となっただけでなく、最後の5試合で連敗するという不本意な形でシーズンを終えた。パッカーズが巻き返しを図る中、シーズン終了となるACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂に見舞われたリーグ屈指のパスラッシャーであるLBマイカ・パーソンズは、シーズン第12週までに十分な準備期間を経て復帰することが見込まれている。タイトエンド(TE)タッカー・クラフトも同様に復帰する見込みだ。パッカーズは主力選手の退団によってある程度の再構築を余儀なくされたが、2025年ドラフト1巡目で指名したWRマシュー・ゴールデンはクリスチャン・ワトソンや復帰する見込みのジェイデン・リードと並んで存在感を発揮するだろう。さらに、LBエドジェリン・クーパーもリーグ屈指の若手ラインバッカーへと成長を遂げつつある。

NFLが初めてサンクスギビングデーの前夜に実施する試合は、ヘッドコーチからオフェンス、ディフェンスに至るまで見どころに事欠かない一戦となるはずだ。

感謝祭当日

シカゴ・ベアーズ対デトロイト・ライオンズ
会場:フォード・フィールド(デトロイト)
日時:11月26日(木)13時【日本時間27日(金)3時】

感謝祭の日に試合に出場するという歴史がデトロイト・ライオンズほど長いフランチャイズは他にない。

ライオンズはシーズン第12週にシカゴ・ベアーズを迎え撃つ。ライオンズがこの祝日に試合に出るのは今年で86回目であり、4シーズン連続で同地区のライバルと対戦することになった。

ベアーズは昨シーズン、ライオンズの元攻撃コーディネーター(OC)であるベン・ジョンソンをヘッドコーチ(HC)に迎えた初年度に、2年連続で地区王者となっていたライオンズを抑えてNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区制覇を果たした。しかし、ジョンソンHC率いるベアーズはライオンズ戦で0勝2敗に終わっている。

2024年NFLドラフト全体1位指名を受けたQBケイレブ・ウィリアムズがベアーズを率いてライオンズの牙城に乗り込むとなれば、決して和やかな祝日にはならないだろう。そこには2016年ドラフト全体1位指名を受けたQBジャレッド・ゴフやスターRBジャーマイア・ギブス、傑出したパスラッシャーのディフェンシブエンド(DE)エイダン・ハッチンソンが待ち構えているからだ。

ライオンズは昨季に9勝8敗でプレーオフ進出を逃した一方で、4年連続で勝ち越しを果たしている。実際、2021年にダン・キャンベルHCが就任してからチームは大きく好転しており、2024年のサンクスギビングゲームでウィリアムズ率いるベアーズに23対20で勝利したのもその一例だ。この試合でベアーズは23対7とリードを許していたところから巻き返したものの、ウィリアムズとコーチ陣による時間管理のミスが響き、黒星を喫した。その翌日にはマット・エバーフラスHCが解任され、後にジョンソンが就任する流れへとつながっている。この勝利はライオンズにとって、2016年以来となるサンクスギビングデーでの白星となった。

ウィリアムズとベアーズにとって悲惨な1日となったそのサンクスギビングデーを経て、また新たなライバル対決の舞台が整っている。サンクスギビングでの対戦回数がライオンズ対パッカーズ戦に次いで多いのはライオンズ対ベアーズ戦で、その対戦成績はベアーズが11勝9敗と優勢だ。ライオンズは1934年に初めて感謝祭の日に試合に臨み、1945年以降は毎年出場しており、その通算成績は38勝46敗2分となっている。

NFLで最も歴史が長く、称賛されてきた伝統の1つとして行われるデトロイトでのサンクスギビングゲームでは、長年のライバル同士が再び激突する見込みだ。

フィラデルフィア・イーグルス対ダラス・カウボーイズ
会場:AT&Tスタジアム(テキサス州アーリントン)
日時:11月26日(木)16時30分【27日(金)6時30分】

2026年のサンクスギビングデーにはダラスで激戦が繰り広げられることになりそうだ。

カウボーイズはNFC東地区の宿敵であるイーグルスをホーム迎え、両チームの間では珍しいホリデーゲームに挑む。

過去5年間、NFC東地区では主にイーグルスとカウボーイズが覇権を争っており、2021年シーズン以降の地区優勝回数はイーグルスが3回と2回のカウボーイズを上回っている。2年連続で地区制覇を果たしているイーグルスは、アメリカ東部の人々がサンクスギビングの食事を終えつつある(あるいは2皿目に手を伸ばしている)時間帯に敵地のAT&Tスタジアムへ乗り込む。両チームにとって重要な一戦となる可能性を秘めたこの試合では、素晴らしい戦いが見られるはずだ。

2025年シーズンを7勝9敗1分という成績で終えたカウボーイズは、リーグ屈指のチームと攻守両面で互角に戦えるチームの構築を目指し、2026年シーズンに向けて守備陣に多額の投資を行った。一方のイーグルスは、NFC東地区の王座を守り抜くことを期待しつつ、2025年シーズンに再び機能不全に陥った攻撃陣の立て直しを図っている。

1966年以降、カウボーイズとイーグルスがサンクスギビングデーに対戦したのはわずか2回だ。いずれの試合もイーグルスが勝利しており、1989年は27対0、2014年は33対10でカウボーイズを下している。

カンザスシティ・チーフス対バッファロー・ビルズ
会場:ハイマーク・スタジアム(ニューヨーク州オーチャードパーク)
日時:11月26日(木)20時20分【27日(金)10時20分】

感謝祭の3連戦を締めくくる試合をメインディッシュとして位置づけるのは、大げさな表現でもなければ、サンクスギビングにちなんだ言葉遊びでもない。

この10年で最も注目を集めてきたライバル同士の対決が、毎年恒例となっているホリデーゲームの目玉となる。この試合では、QBパトリック・マホームズ率いるチーフスが再びQBジョシュ・アレン率いるビルズと対決する。

2020年以降、チーフスとビルズはプレーオフを含めて10回対戦してきた。チーフスがプレーオフでのビルズ戦で4勝0敗という好成績を残している一方、ビルズはレギュラーシーズンで5連勝を挙げて5勝1敗を記録している。直近7回の対戦のうち6回が7点差以内で決着しているため、真の勝者は試合を見守ってきた人たちだったと言えよう。

2021年シーズンにチーフスが延長戦の末に勝利したディビジョナルラウンドが、ポストシーズンの名勝負として語り継がれている中、ビルズ対チーフスは見逃せない一戦となっている。

チーフスは6勝で終えた2025年シーズンでも、ビルズに28対21で敗れた。

とはいえ、感謝祭の夜に行われるこのライバル対決はまた違った雰囲気になるに違いない。

第60回スーパーボウルMVPに輝いたRBケネス・ウォーカー三世を新たに迎え入れたチーフスは、フリーエージェント(FA)でベテランセーフティ(S)アロヒ・ギルマンを獲得し、ドラフト1巡目でCBマンスール・ディレインを指名してディフェンシブバック(DB)陣を一新した。ディレインはビルズに加入したD.J.ムーアと対峙するかもしれない。

最も大きな違いはビルズのサイドラインに現れる。9シーズンにわたって指揮官を務めてきたショーン・マクダーモットが解任され、攻撃コーディネーター(OC)を務めていたジョー・ブレイディがヘッドコーチに就任したからだ。36歳の新人HCブレイディが将来の殿堂入りを確実視されている68歳アンディ・リードHCとどのように知恵を競い合うかも、この試合の見どころの1つとなるだろう。

ブラックフライデー

デンバー・ブロンコス対ピッツバーグ・スティーラーズ
会場:アクリシュア・スタジアム(ピッツバーグ)
日時:11月27日(金)15時【28日(土)5時】

第4回となるブラックフライデーゲームでは、前年にAFCでプレーオフに進出したチーム同士が対決する。

昨季にAFCチャンピオンシップゲームまで進出したブロンコスは、ほとんどの主力選手を残したままスーパーボウルの有力候補となっている。一方のスティーラーズは変革期を迎えており、21シーズンにわたってサイドラインでチームを率いてきたマイク・トムリンの後任として、マイク・マッカーシーが新たにヘッドコーチに就任した。ヘッドコーチとして3つ目のチームを率いるのは、NFLでも珍しいケースだ。

現時点ではQBアーロン・ロジャースの現役続行をめぐる問題が依然として残っているが、感謝祭の翌日までには答えが出ているはずだ。一方のブロンコスでも、プレーオフでシーズン終了となる足首のケガに見舞われたQBボー・ニックスが先発QBとして復帰しているだろう。

両チームはいずれも守備陣に多くのスター選手を擁しており、スティーラーズ守備陣の顔であるアウトサイドラインバッカー(OLB)T.J.ワットは、いつになく苦戦を強いられたシーズンからの巻き返しを目指すはずだ。一方、ブロンコス守備陣は引き続き勢いを増しているように見え、ここ数年はCBパトリック・サーテイン二世やLBニック・ボニートを中心に圧倒的な強さを誇っている。

【RA】