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【2016年第14週】タイタンズがブロンコスを下して地区首位へ

2016年12月12日(月) 08:00


テネシー・タイタンズのデラニー・ウォーカーとデンバー・ブロンコスのシャキール・バレット【AP Photo/James Kenney】

現地11日(日)、プレーオフ進出を目指すデンバー・ブロンコス対テネシー・タイタンズ戦が行われた。試合はバイウイークを経て試合に挑んだタイタンズが前半に奪ったリードを守り切り、13対10でブロンコスを下して今季7勝目を挙げた。タイタンズはヒューストン・テキサンズと並んでAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区トップタイに躍り出ている。

タイタンズ攻撃陣はオープニングドライブからクオーターバック(QB)マーカス・マリオタがタイトエンド(TE)デラニー・ウォーカーへの23ヤードパスを通してテンポ良く敵陣深くに進むと、ドライブの最後はランニングバック(RB)デマルコ・マレーが1ヤードランを走ってタイタンズが先制タッチダウンを成功させた。反撃に出たいブロンコス攻撃陣だったが、先制を許した直後のドライブではRBジャスティン・フォーセットがファンブルしたボールを自陣でタイタンズにリカバーされてしまう。このチャンスにキッカー(K)ライアン・サコップがフィールドゴールを決め、タイタンズがリードを10点に広げている。

第2クオーター序盤にはアウトサイドラインバッカー(OLB)シェイン・レイがマリオタからサックを奪うなどし、ブロンコス守備陣がタイタンズに追加点を決めるチャンスを与えない。しかし、ブロンコス攻撃陣はQBトレバー・シーミアンが要所でパスを決められず、得点できないままタイタンズにボールを渡す。マリオタが9ヤードを自ら走るなどして敵陣まで進入したタイタンズ攻撃陣は、フィールドゴールを成功させて8分4秒続いたロングドライブを締めくくった。前半は13対0とタイタンズが試合の主導権を握って終了。

第3クオーターは両チームとも攻撃陣がリズムをつかむことができず、試合は停滞してしまう。ブロンコスはQBトレバー・シーミアンからワイドレシーバー(WR)デマリウス・トーマスへの15ヤードパスなどで敵陣15ヤード地点まで攻め込むも、その後はシーミアンがパスを通せずに無得点でドライブを終えている。

ブロンコス攻撃陣は第4クオーター序盤に再びシーミアンからトーマスへの15ヤードパスでエンドゾーン手前へと前進し、同ドライブの最後はWRエマニュエル・サンダースがシーミアンの3ヤードパスをつなげてタッチダウンを収める。勢いに乗ったブロンコス攻撃陣は、次のオフェンスドライブでもシーミアンがテンポ良くパスを通して敵陣7ヤード地点まで進む。しかし、タッチダウンを目前にしてシーミアンがOLBアーロン・ウォレスにサックされ、リズムを崩してしまった。ブロンコスは最終的にフィールドゴールで得点を挙げている。試合時間2分26秒を残して再びボールを手に入れたブロンコスだったが、TEのA.J.ダービーがシーミアンのパスをつなげた直後にファンブルし、タイタンズがリカバー。タイタンズが逃げ切る形で試合は幕を閉じた。

タイタンズQBマリオタはパス20回中6回成功、88ヤードで試合を終えている。RBマレーはキャリー21回、92ヤード、1タッチダウンをマーク。新人RBデリック・ヘンリーはキャリー12回、42ヤードを走っている。

ブロンコスQBシーミアンはパス51回中35回成功、334ヤード、1タッチダウンパスを投げた。WRトーマスはレシーブ10回、126ヤードを記録。WRサンダースもレシーブ11回、100ヤード、1タッチダウンを記録している。