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【2016年第14週】ライオンズが今季8度目の第4Q逆転勝利

2016年12月12日(月) 09:04

デトロイト・ライオンズのマシュー・スタッフォード【AP Photo/Rick Osentoski】

デトロイト・ライオンズのホームであるフォード・フィールドで行われた第14週のシカゴ・ベアーズ戦は試合時間残り3分17秒で逆転のタッチダウンを決めたライオンズが20対17で勝利を挙げた。成績を9勝4敗としたライオンズが第4クオーターで試合をひっくり返したのはこれが今季8試合目、実に9勝のうち8勝が逆転勝ちによる白星だ。ベアーズは今季10敗目を喫している。

ライオンズの最初のドライブで得点を与えなかったベアーズはランニングバック(RB)ジョーダン・ハワードの足を生かした攻撃とクオーターバック(QB)マット・バークリーのパスで敵陣に前進し、キッカー(K)コナー・バースが38ヤードのフィールドゴールで締めくくって先制。

第2クオーターではバークリーがワイドレシーバー(WR)ディオンテ・トンプソンに24ヤードのパスを通して一気に前進していくが、得点につなげられない。逆にライオンズは次の攻撃でQBマシュー・スタッフォードがテンポ良くボールをつなぎ、WRマービン・ジョーンズには48ヤードパスを放ってベアーズ陣地へと乗り込んでいく。ここではフィールドゴールを選択して同点に追いついた。前半終了間際にはWRアンクワン・ボルディンがスタッフォードから16ヤードパスを受け取り、この日最初のタッチダウンが決まる。

ライオンズが10対3でリードして迎えた第3クオーターはライオンズがフィールドゴールによる追加点を得た直後、ベアーズのRBハワードが相手ディフェンスをかわしながら31ヤードを駆け抜けると、さらに3ヤードを走って敵陣に進入。これをQBバークリーがうまくさばいてWRジョシュ・ベラミーへの16ヤードパスを経て、最後はサイドラインを走り込んでいたWRキャメロン・メレディスに31ヤードパスが通ってタッチダウン。わずか2分16秒の攻撃でベアーズが7点を追加している。

それでも、まだ3点のリードがあったライオンズだが、第3クオーター終盤からのシリーズでゴールライン手前9ヤードまで攻め込んだものの、スタッフォードがインターセプトを食らって好機を逃す。加えて、次の攻撃ではドライブを始めた直後にスタッフォードからWRボルディンに渡るはずのパスをベアーズのコーナーバック(CB)アンクワン・クレボン・ルブランにインターセプトされた上、リターンタッチダウンを決められてしまった。これで逆転に成功したベアーズだったが、守備陣が踏ん張りきれず、ライオンズ攻撃陣に自陣への進入を許す。敵陣深くに攻め込んだライオンズのQBスタッフォードはレッドゾーンからターゲットを探す中で相手ディフェンスの隙を突き、自らゴールラインを割ってタッチダウン。エキストラポイントも決めてライオンズが再逆転を果たした。試合時間3分17秒を残してボールを手にしたベアーズはフィールドゴールで同点に追いつく状況ながら、フォースダウンギャンブルに失敗して打つ手なし。ライオンズにボールが渡って試合終了を迎えた。

ライオンズQBスタッフォードはパス35回中21回を成功させ、223ヤード、1タッチダウン、2インターセプトを記録。

ベアーズQBバークリーは32回のパスを投げて20回成功、212ヤード、1タッチダウン、インターセプトはなかった。