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【2016年第14週】ジャガーズを下したバイキングスがNFC北地区2位をキープ

2016年12月12日(月) 07:34

ミネソタ・バイキングスのアダム・シーレン【AP Photo/Phelan M. Ebenhack】

現地11日(日)、ジャクソンビル・ジャガーズの本拠地エバーバンク・フィールドでミネソタ・バイキングスとの一戦が行われた。前半を同点で折り返した試合は後半でジャガーズが一時逆転に成功するも、第4クオーターで2タッチダウンを決めたバイキングスがジャガーズを突き放し、25対16で勝利している。バイキングスはこれで成績を7勝6敗とし、黒星を喫したジャガーズは2勝11敗となった。

バイキングスは開始早々、先月からチームに加わったキッカー(K)カイ・フォーバスが43ヤードのフィールドゴールを決めて先制すると、守備ではディフェンシブエンド(DE)ブライアン・ロビンソンがジャガーズのクオーターバック(QB)ブレイク・ボートルスをサックしてパントに追い込む。次の攻撃でもフォーバスが32ヤードのフィールドゴールをヒットさせて追加点を得たバイキングスの一方で、ジャガーズ攻撃陣は思い通りのプレーができずに苦戦。

ジャガーズが相手陣地に乗り込んで迎えた第2クオーターではフィールドゴールを返して3点差と迫るも、すぐさまバイキングスがフィールドゴールを追加してジャガーズを寄せ付けない。タッチダウンで同点もしくは逆転がかなうジャガーズだが、フィールドゴールを選択して着実にギャップを縮めていく。前半終了間際にもKジェイソン・マイヤーズが24ヤードのキックを決めてフィールドゴールを成功させている。

9対9の同点で始まった第3クオーターはジャガーズQBボートルスのパスがうまく通らず、フィールドゴールを狙ったものの、これも失敗に終わってしまう。そろそろタッチダウンが欲しいバイキングスはQBサム・ブラッドフォードがWRアダム・シーレンに26ヤードパスを放って相手陣地に進入していったが、ここでもフィールドゴールにとどまり、大きな追加点とはいかない。両チームとも歯車が噛み合わない状況が続く中、途中、サックされながらもパスをつないでバイキングス陣地に攻め込んだジャガーズQBボートルスがWRブライアン・ウォルタースに14ヤードパスを投げてタッチダウン。ついにジャガーズが逆転に成功した。

しかしながら、せっかく奪ったリードも、第4クオーター開始直後にバイキングスにタッチダウンを決められて喪失。第3クオーター終盤にジャガーズ陣地のゴール手前8ヤードまで到達していたバイキングスはRBマット・アシアタが最後の1ヤードを押し込んで得点を伸ばすが、エキストラポイントは失敗した。それでも、バイキングスは試合時間残り2分17秒でQBブラッドフォードがTEカイル・ルドルフに3ヤードパスを通してダメ押しのタッチダウンを獲得。今度はエキストラポイントもきっちり決めて9点差とした。限られた残り時間で反撃したいジャガーズは最後に61ヤードのフィールドゴールを狙ったが、ブロックされてしまい、万策尽きる。バイキングスがボールを手にして試合終了となった。

バイキングスQBブラッドフォードは34回中24回のパスを成功させて292ヤード、1タッチダウンをマーク。インターセプトはなしだった。

ジャガーズQBボートルスはパス37回中23回成功、257ヤード、1タッチダウン、こちらもインターセプトはゼロだ。