【2016年第14週】Kノバクが5FG成功、勝利したテキサンズがAFC南地区首位を死守
2016年12月12日(月) 07:31現地11日(日)、インディアナポリス・コルツの本拠地ルーカス・オイル・スタジアムで、ヒューストン・テキサンズと行われたAFC南地区首位攻防戦は、テキサンズのキッカー(K)ニック・ノバクがNFL屈指のベテランKであるコルツのアダム・ビナティエリとの蹴り合いを制し、テキサンズが22対17で勝利した。
前半、コルツのクオーターバック(QB)アンドリュー・ラックからのパスをワイドレシーバー(WR)T.Y.ヒルトンがサイドライン際で巧みにキャッチして大きく前進すると、Kビナティエリがフィールドゴールをきっちりと決めて先制を果たす。テキサンズはストロングセーフティー(SS)クィンティン・デンプスのインターセプトによりゴール前16ヤードからの攻撃権を得ると、Kノバクがフィールドゴールを決め、すぐさま追いついた。テキサンズはランニングバック(RB)アルフレッド・ブルーが5回のキャリーで21ヤードを走って敵陣に侵入するも、QBブロック・オズワイラーが不用意なパスでインターセプトを献上してしまう。テキサンズは、その後の攻撃シリーズでRBアキーム・ハントがドロープレーで大きく前進し、タイトエンド(TE)C.J.フィドロウィッツの華麗なキャッチでゴール前に迫ると、RBラマー・ミラーが中央を突いてタッチダウン。コルツはKビナティエリが55ヤードのフィールドゴールを失敗したのに対し、テキサンズは前半終了間際にKノバクが52ヤードのフィールドゴールを成功させ、13対3で後半に突入した。
テキサンズは後半開始直後にフリーセーフティ(FS)アンドレ・ハルのインターセプトによってゴール前18ヤードからの攻撃権を得ると、Kノバクが24ヤードのフィールドゴールを難なく成功、16対3と突き放した。コルツはQBラックからのスクリーンパスを受けたRBフランク・ゴアが18ヤードを走り切ってタッチダウン。さらにテキサンズをスリーアンドアウトに抑えて得た次の攻撃シリーズで、ゴール前3ヤードに迫るもテキサンズのディフェンスエンド(DE)ジェイデビオン・クロウニーのサックを受けたQBラックがボールをファンブルし、テキサンズがこれをリカバー、チャンスを失ってしまう。テキサンズはKノバクのフィールドゴールで加点するも、コルツはQBラックからWRヒルトンへのタッチダウンパスで19対17と食らいつく。しかし、Kノバクがこの日5本目となるフィールドゴールを成功させたテキサンズが22対17とリードを広げた。逆転するにはタッチダウンが必要なコルツは残り時間2分47秒からの最後の攻撃シリーズで、第4ダウン残り1ヤードとなり、タッチダウンを決めたプレーと同じスクリーンパスを選択するも、テキサンズのラインバッカー(LB)ベナードリック・マッキニーの好判断に阻まれて失敗に終わり、試合終了となった。
テキサンズQBブロック・オズワイラーはパス回24中14回成功、147ヤード、0タッチダウン、1インターセプト。RBラマー・ミラーは107ヤードキャリー、15ヤードレシーブ、1タッチダウンの活躍。Kニック・ノバクは最長52ヤードを含む、5つのフィールドゴールを全て成功させて勝利に貢献した。同地区のテネシー・タイタンズもこの日勝利したため、同率ではあるが、首位の座を死守した。
コルツQBアンドリュー・ラックはパス回45中24回成功、276ヤード、2タッチダウン、2インターセプト、ゴール前でのファンブルが悔やまれる。WRのT.Y.ヒルトンは9回キャッチ115ヤード、1タッチダウンの活躍。テキサンズとの直接対決で2度破れており、プレーオフ進出が厳しくなってきた。
次週、テキサンズはホームで同地区のジャクソンビル・ジャガーズと、コルツはアウェーでミネソタ・バイキングスと対戦する。