【2016年第14週】リードを守り切ったパンサーズがチャージャーズを下して今季5勝目
2016年12月12日(月) 12:56現地11日(日)、前週のマンデーナイトフットボールでシアトル・シーホークスに大敗してしまったカロライナ・パンサーズが本拠地にサンディエゴ・チャージャーズを迎えた。試合はパンサーズが前半のうちに積み上げたリードを守り切って28対16でチャージャーズを下し、今季5勝目を手に入れている。
オープニングドライブからパンサーズ攻撃陣はクオーターバック(QB)キャム・ニュートンが自身の好ターゲットであるタイトエンド(TE)グレッグ・オルセンへの13ヤードパスを通して簡単に敵陣に進むと、フィールドゴールを成功させて先制。パンサーズは同クオーター中盤にも再びニュートンからオルセンの17ヤードパスでエンドゾーン付近までボールを進め、続けてランニングバック(RB)ジョナサン・スチュワートがダイブしながらエンドゾーンに押し込んでタッチダウン、追加点を挙げた。
立ち上がりから調子の上がらないチャージャーズは第2クオーターに入っても勢いに乗れず、QBフィリップ・リバースがWRタイレル・ウイリアムスを狙って投げたパスをインターセプトされ、相手に得点のチャンスを与えてしまう。ニュートンがこのチャンスにWRデビン・ファンチェスへの完璧な6ヤードパスを通して再びタッチダウンを成功させた。完全にエンジンのかかったパンサーズ攻撃陣はさらに2度のフィールドゴールを決めて点差を広げる。チャージャーズも意地を見せ、リバースから新人TEハンター・ヘンリーに9ヤードパスが通ってタッチダウンをヒット。23対7のパンサーズリードで後半に突入した。
第3クオーター序盤には再びニュートンとオルセンのホットラインがさく裂し、21ヤードパスで敵陣まで攻め込むと、フィールドゴールを成功させてパンサーズが追加点。チャージャーズも直後のドライブでフィールドゴールを返して反撃に出る。チャージャーズはこれで息を吹き返し、同クオーター終了前にはリバースからWRドントレル・インマンへの19ヤードパスでタッチダウンを決めて点差を縮める。
その後はディフェンス陣が奮闘し、得点を許さずにボールを獲り返したチャージャーズだったが、リバースがインマンを狙って投げたパスをインターセプトされてチャンスを潰してしまう。しかし、次のドライブでは再び守備陣が奮闘し、ニュートンがWRケルビン・ベンジャミンを狙ってエンドゾーンに投げたパスをコーナーバック(CB)トロボン・リードがインターセプトし、リターンタッチダウンを決める。しかし、その後の判定で、リードが自陣3ヤード地点でサイドラインを踏んでいたとしてタッチダウンは取り消しに。不運なことに直後のプレーはリバースがエンドゾーンでサックされ、パンサーズ守備陣にセーフティを与えてしまう。同クオーター終盤にはリバースがこの試合3度目のインターセプトを奪われ、試合はそのまま停滞した状態で終了を迎えた。
パンサーズQBニュートンはパス27回中10回成功、160ヤード、1タッチダウン、1インターセプト。TEオルセンはレシーブ4回、87ヤードをマーク。リバースから3度インターセプトを奪ったディフェンス陣の活躍も素晴らしかった。
チャージャーズQBリバースはパス39回中21回成功、236ヤード、2タッチダウン、3インターセプトと今季のリバースらしい内容だったが、勝利をもたらすことはできなかった。チャージャーズはRBメルビン・ゴードンとディフェンシブエンド(DE)ジョーイ・ボサが負傷して途中退場となっており、2人のケガの具合が心配される。