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【2016年第14週】ファルコンズがラムズに圧勝、地区トップの座を保持

2016年12月12日(月) 12:25

アトランタ・ファルコンズのテイラー・ガブリエル【AP Photo/Rick Scuteri】

現地11(日)、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区トップにつけるアトランタ・ファルコンズが敵地に乗り込んでロサンゼルス・ラムズと対決。試合はファルコンズのクオーターバック(QB)マット・ライアンが3タッチダウンをマークしたほか、ファルコンズが攻守でラムズを圧倒。42対14でラムズを下したファルコンズが今季8勝目を挙げて、地区トップの座を守っている。

試合は立ち上がりから完全にファルコンズのペースで進む。ラムズのワイドレシーバー(WR)マイク・トーマスが試合最初のキックオフボールをファンブルし、ファルコンズに自陣3ヤードでリカバーされてしまう。直後のプレーではQBライアンがWRジャスティン・ハーディーにタッチダウンパスを通し、ファルコンズが第1クオーター開始約10秒で先制点を決めた。ラムズはQBジャレッド・ゴフからWRタボン・オースティンへの23ヤードパスなどで敵陣まで進んだが、ゴフがWRケニー・ブリットを狙って放ったパスをフリーセーフティ(FS)リカルド・アレンにインターセプトされてしまい、得点のチャンスを逃す。

第1クオーター終了前にライアンからタイトエンド(TE)レビン・トイロロへの19ヤードパスに加え、相手のペナルティなどでエンドゾーン手前まで攻め込んだファルコンズは、第2クオーター最初のプレーでライアンからRBテビン・コールマンへの6ヤードパスでタッチダウンし、リードを広げる。反撃に出たいラムズだったが、ゴフがアウトサイドラインバッカー(OLB)のディオン・ジョーンズに前半2度目のインターセプトを食らい、そのままリターンタッチダウンを決められてしまう。その後もラムズはファルコンズ守備陣に苦戦し、得点のチャンスを得られずに前半を終えた。

後半に入ってもファルコンズ攻撃陣の勢いは止まることなく、第3クオーター最初のオフェンスドライブはライアンからWRテイラー・ガブリエルに64ヤードのロングパスが通ってタッチダウン。ファルコンズ攻撃陣は次のオフェンスドライブでもコールマンの6ヤードランでタッチダウンし、完全にラムズを引き離す。クオーター中盤にはファルコンズのラインバッカー(LB)ビック・ビースリーがゴフからサックを奪うと同時にファンブルも誘い、こぼれたボールを自らリカバーしてリターンタッチダウンを決める。

ここまでまったく良いところのないラムズだったが、第4クオーター序盤にはRBトッド・ガーリーの3ヤードランでタッチダウンを決めてみせる。終盤にもゴフが自らエンドゾーンに持ち込んでタッチダウンをヒットさせたものの、開いた点差はこれ以上縮まることなく、試合はファルコンズが28点差をつけて勝利した。

ファルコンズQBライアンはパス28回中18回成功、237ヤード、3タッチダウンを投げて好調をアピール。WRガブリエルはレシーブ3回、82ヤード、1タッチダウンを記録している。

ラムズQBゴフはパス41回中24回成功、235ヤード、1タッチダウン(ラン)、2インターセプトをマーク。定評のあるディフェンス陣も思い通りの活躍ができていない。