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【2016年第14週】バッカニアーズが接戦を制して5連勝、今季8勝目

2016年12月12日(月) 10:37


タンパベイ・バッカニアーズのジェイミス・ウィンストン【AP Photo/Jason Behnken】

現地11日(日)、混戦を極めるNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の2位と3位につけるニューオーリンズ・セインツとタンパベイ・バッカニアーズが激突。試合はバッカニアーズ守備陣がセインツのパス攻撃を封じ込め、16対11で接戦をものにして今季8勝目を手に入れている。両チームは第16週にも再び対決する。

バッカニアーズは第1クオーター序盤にクオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンの14ヤードランと相手のペナルティで敵陣に攻め込むと、同ドライブの最後にはフィールドゴールを成功させて先制点を奪う。同クオーター中盤にも再びボールを手に入れたバッカニアーズは終盤にかけてウィンストンからワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスへの13ヤードパスなどで敵陣深くまでボールを進める。

クオーターをまたいでバッカニアーズはランニングバック(RB)ダグ・マーティンの1ヤードランでタッチダウン。さらに、直後のドライブではセインツQBドリュー・ブリーズのパスをミドルラインバッカー(MLB)クワン・アレキサンダーがインターセプトし、攻撃陣に追加点のチャンスを与える。その後はウィンストンの気迫あふれる3ヤードランで勢いに乗ったバッカニアーズ攻撃陣が、このドライブでもフィールドゴールを決めてリードを13点に伸ばす。一方で、セインツ攻撃陣もブリーズからWRウイリー・スニードへの29ヤードパスなどで敵陣へとボールを進め、フィールドゴールを返して反撃に出る。直後にはエンドゾーンでマーティンのランを止め、セーフティを決めたセインツが前半終了前にも再びフィールドゴールを獲得して点差を縮めた。スコアは13対8とバッカニアーズがリードして後半に突入。

セインツは第3クオーター中盤にWRブランディン・クックスがブリーズからの完璧な38ヤードパスを通して敵陣26ヤード地点までマーカーを進める。同ドライブの最後にも再びブリーズからクックスへの4ヤードパスでセインツがタッチダウンを決めたかと思われたが、レフェリー陣がリプレーを確認した際に、クックスがキャッチをコンプリートしていなかったとしてタッチダウンは取り消しに。結果的に逆転ならず、セインツはフィールドゴールを決めて点差を2に縮めている。

対するバッカニアーズは第4クオーター序盤に再びフィールドゴールによる追加点を挙げた。クオーターが中盤にさしかかると、セインツがタッチダウンを決めて一気に逆転を狙うが、ここでブリーズがバッカニアーズのディフェンシブバック(DB)ブレント・グライムスにインターセプトされてしまう。その後は守備陣が踏ん張ってバッカニアーズに得点を許さず、試合時間2分を残してセインツがボールを取り戻す。しかしながら、ブリーズがセーフティ(S)キース・タンディーに、この日3度目となるインターセプトを食らって万事休す。バッカニアーズが重要な同地区対決を制している。

バッカニアーズQBウィンストンはパス26回中16回成功、184ヤードをマークし、タッチダウンこそ決めていないものの、大黒柱としてチームの勝利に貢献した。第13週にもインターセプトをマークしたダンディーは重要な場面で2試合連続インターセプトを決めている。RBマーティンはキャリー23回、66ヤード、1タッチダウンだった。

セインツQBブリーズはパス41回中25回成功、257ヤード、0タッチダウン、3インターセプトで試合を終えている。これでブリーズは2試合続けてタッチダウンなしだ。この敗戦により、セインツのプレーオフ進出は厳しくなった。