ニュース

【2016年第14週】6ターンオーバーでパッカーズがシーホークスに圧勝

2016年12月12日(月) 10:53

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Morry Gash】

現地11日(日)、ここまで6勝6敗とプレーオフ出場に向けて、これ以上負けられないグリーンベイ・パッカーズは、ホームに8勝3敗1分のシアトル・シーホークスを迎えて対戦した。パッカーズは序盤からクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースのパスが冴え、シーホークス守備陣を翻弄(ほんろう)。一方、シーホークスはかみ合わないオフェンスで6つのターンオーバーを献上するなど精彩を欠いた。試合は38対10でパッカーズが圧倒している。

立ち上がり、パッカーズはわずか3プレーで、QBアーロン・ロジャースからワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスへの66ヤードパスが決まってタッチダウン。幸先の良いスタートを切った。シーホークスがフィールドゴールで得点した後、パッカーズも51ヤードフィールドゴールの機会を得るが、失敗に終っている。

第2クオーターではシーホークスQBラッセル・ウィルソンのパスをセーフティ(S)モーガン・バーネットがインターセプト、それをWRタイ・モンゴメリーがエンドゾーンへ持ち込んでパッカーズ2つ目のタッチダウン。次の攻撃でもWRジョーディー・ネルソンがタッチダウンを決め、パッカーズが21対3と大きくリードした。QBラッセル・ウィルソンはパスの精度を欠き、前半終了直前にも、コーナーバック(CB)ダマリアス・ランドールにエンドゾーンへのパスをインターセプトされている。攻撃、守備ともにパッカーズ優位で前半を折り返した。

シーホークスは第3クオーター最初のドライブでも、ゴール前でコーナーバック(CB)クインテン・ロリンズにインターセプトされてしまう。次の攻撃でもWRダグ・ボールドウィンがはじいたボールをCBダマリアス・ランドールがキャッチして、この試合4度目のインターセプト。一方パッカーズはアーロン・ロジャースのパスが次々に決まり、WRジョーディー・ネルソンが再びタッチダウン。25点差にリードを広げた。

第4クオーターではシーホークスが自陣29ヤード地点で第4ダウン3ヤードのコンバートに挑戦するが失敗。11分を残して、パッカーズは足を引きずるQBロジャースを交代させた。QBブレット・ハンドリーを投入後、フィールドゴールで追加点を上げ、31対3と大きく引き離す。シーホークスは残り8分25秒でようやくWRタナー・マクエボイがタッチダウン。しかし、次の攻撃で5度目のインターセプトを喫すると、直後のプレーでパッカーズWRジェフ・ジャニスにダメ押しのタッチダウンを決められた。残り2分には、シーホークスもQBトレボン・ボイキンに交代し、ファンブルロストで試合終了。38対10でパッカーズがシーホークスを下している。

パッカーズQBアーロン・ロジャースは246ヤード、3タッチダウン。

シーホークスQBラッセル・ウィルソンは240ヤード、1タッチダウン、5インターセプトだった。

チームの獲得ヤード数はパッカーズ330に対してシーホークス354と、シーホークスが上回ったが、インターセプト5回、ファンブルロスト1回のターンオーバーが試合を決めた。