ドルフィンズQBタネヒルはACLとMCLの捻挫
2016年12月13日(火) 04:08現地12日(月)、最悪の事態を想定していたであろうマイアミ・ドルフィンズに驚くべき一報がもたらされた。
前日に行われたアリゾナ・カーディナルス戦でクオーターバック(QB)ライアン・タネヒルがACL(前十字靭帯/じんたい)を損傷したと見られていたが、ヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズはACLおよびMCL(内側側副靱帯/ないそくそくふくじんたい)の捻挫(ねんざ)だったと発表。手術の必要はないと明かした。
タネヒルはカーディナルス戦の第3クオーターでパスを投げようとステップを踏んだところに、相手ディフェンシブエンド(DE)カライス・キャンベルのヒットを受けて膝を痛めた。実際のところは、タネヒルをカバーしようと勢いをつけたキャンベルをドルフィンズのオフェンシブタックル(OT)ブランデン・アルバートが抑え込み、勢いを失ったキャンベルが倒れ込むタイミングでタネヒルとぶつかってしまった格好だ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはリーグがこのヒットについて検証する予定だと伝えている。
ゲイズHCは報道陣に対し、キャンベルの体格と当時のスピードを踏まえ、今回のヒットに関してキャンベルを非難することはしなかったと明かした。
全治1年を要するような状況は回避できたが、チームは次の対戦に向けてニューヨーク・ジェッツの本拠地へと移動しなければならず、現在、77試合連続先発出場中のタネヒルの記録はおそらく途絶える可能性が高い。また、ゲイズHCはタネヒルが今季中に復帰できるかどうか不明だとしている。
ACL断裂が死刑宣告になっていた昔とは異なるものの、長期のリハビリとなれば来シーズンの開幕で先発QB不在を強いられる可能性はまだある。
タネヒルは現在、現役QBの連続先発出場ランキングにおいてシアトル・シーホークスのQBラッセル・ウィルソンと並んで5位タイにつけている。