トレードのうわさもRBテイラーの起用を制限しないとコルツHCスタイケン
2026年11月06日(金) 11:47
インディアナポリス・コルツは先週、主力選手の放出に踏み切った。ディフェンシブタックル(DT)ディフォレスト・バックナーとガード(G)クエントン・ネルソンという2人の主力を、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の優勝を狙うチームにトレードし、見返りとしてドラフト指名権を獲得している。
いずれも大物選手だが、コルツで最も注目を集める存在は別にいる。ランニングバック(RB)ジョナサン・テイラーだ。現地10日(火)のトレード期限が近づく中、テイラーの名前は依然として移籍候補として取り沙汰されている。
条件次第では、コルツがテイラーを放出する可能性もある。テイラーは最近契約を延長したばかりで、トレードが成立した場合は移籍先で引き続き契約が残ることから、獲得する側にとって魅力的な選手だ。また、NFL屈指のランニングバックとして今も全盛期にある。
ただ、コルツはトレードで選手を放出することだけを考えているわけではない。ヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンは水曜日、シーズン第9週のダラス・カウボーイズ戦を前に記者団に対し、トレードのうわさがあるからといってテイラーの起用を制限するつもりはないと明かした。通常どおりの回数を走らせれば負傷のリスクが高まり、トレードする場合の見返りが減る可能性もあるが、それでも起用方針は変えないとのことだ。
『The Associated Press(AP通信)』によると、スタイケンは次のように語ったという。
「今はいろいろな話が出ていると思うが、彼はわれわれのチームの選手だし、試合に出られることを楽しみにしている。本人はこの試合に勝ちたいと思っているんだ。トレードについてはさまざまな憶測が飛び交っているが、彼はこのチームの一員だ」
テイラー自身も、手を抜くことなくプレーを続けており、移籍先のことを考えて気を散らすような様子はない。ジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードが解任され、ロースターの大幅な再編に向けた動きが始まる中、テイラーはコルツのチームメイトとともに残りのシーズンにどう臨むかを詳しく説明している。
「他のチームは今まで以上に、俺たちを倒そうと手ぐすねを引いて待っているだろう」とテイラーは第8週のジャクソンビル・ジャガーズ戦に敗れた後に語った。
「追い詰められたらどうする? 必死に戦って、そこから抜け出すしかない。これから先、状況が楽になることなんてない。それを受け入れなきゃいけないし、受け入れることが最初の一歩だ」
苦しい状況にあるとはいえ、コルツが価値のある選手を全員放出するわけではない。ワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ダウンズからはトレードの要求を受けているものの、まだ応じておらず、ダウンズは日曜日の敗戦にも出場した。また、その後には成長著しいDTアデトミワ・アデバウアと、2年総額3,500万ドル(約55億2,335万円)と報じられる契約延長を結んでいる。
一方、1月に28歳の誕生日を迎えるテイラーは、コルツの将来の戦力として残留が確実視されるほど若いわけではない。それが、トレードのうわさが絶えない理由にもなっている。
【R】



































