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【2016年シーズン】第15週サンデーフットボールの見どころ

2016年12月18日(日) 15:15

ニューイングランド・ペイトリオッツ【AP Photo/Charles Krupa】

第15週を含めてレギュラーシーズンは残り3週となり、11個のプレーオフスポットを懸けた各チームの白熱のラストスパートが期待されている。現時点でプレーオフ出場を決定づけているのはダラス・カウボーイズと、第15週サーズデーナイトフットボールを制して地区優勝を決めたシアトル・シーホークスの2チームだ。

カウボーイズはサンデーナイトフットボールとして行われるタンパベイ・バッカニアーズ戦に勝利、かつ同地区のニューヨーク・ジャイアンツが敗戦することでNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区優勝とディビジョナルプレーオフのシード権獲得を同時に決めることができる。新人クオーターバック(QB)ダック・プレスコットの代わりにQBトニー・ロモを出場させるべきとの声が上がる中、ヘッドコーチ(HC)ジェイソン・ギャレットがどのような判断を下すのかに注目が集まっている。

今季11勝2敗のカウボーイズと対決するバッカニアーズは現在5連勝中。アトランタ・ファルコンズと並んでNFC南地区首位タイにつけており、好調のバッカニアーズはQBジェイミス・ウィンストンとワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスのホットラインを中心にカウボーイズから勝利をもぎ取りたいところだ。

NFC北地区トップのデトロイト・ライオンズも現地18日(日)に控えるジャイアンツ戦に勝利し、同地区のグリーンベイ・パッカーズが敗れれば地区優勝が決定する。第14週のシカゴ・ベアーズ戦で今シーズン8回目の第4クオーター逆転劇を披露して白星を手に入れたライオンズは、地区優勝に加えてディビジョナルプレーオフのシード権を獲得できる位置につけている。そのライオンズを本拠地に迎えるジャイアンツは、先週のサンデーナイトフットボールでWRオデル・ベッカムの決勝タッチダウン(61ヤードパス)でカウボーイズを下して勢いに乗っている。爆発力のある両チーム攻撃陣による真っ向勝負は必見だ。

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)は東地区首位のニューイングランド・ペイトリオッツがデンバー・ブロンコスとの一戦に勝利すると、地区優勝とディビジョナルプレーオフのシード権を手に入れられる。第14週のマンデーナイトフットボールでボルティモア・レイブンズを30対23で下したペイトリオッツは8シーズン連続の地区優勝を目前としており、達成すればNFL史上最長の連続地区優勝記録となる。QBトム・ブレイディはレイブンズ戦で406ヤード、3タッチダウンをマークして好調を維持している。

一方のブロンコスは現在8勝5敗、プレーオフスポット争いのど真ん中にいるチームだ。今後3週間でペイトリオッツ、カンザスシティ・チーフス、オークランド・レイダースの強豪と対決するブロンコスがプレーオフにコマを進められるかどうかが一番の注目と言えよう。ブロンコスを守備面からけん引するのが今季13.5サックを記録しているアウトサイドラインバッカー(OLB)ボン・ミラーだ。ミラー率いるブロンコス守備陣はペイトリオッツ攻撃陣を封じ込め、今後の流れを作りたい。