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【2016年第15週】ブラウンズ連敗止まらず、勝利したビルズが勝率5割に戻す

2016年12月19日(月) 06:13


バッファロー・ビルズのルショーン・マッコイ【AP Photo/Jeffrey T. Barnes】

現地18日(日)、バッファロー・ビルズの本拠地ニューエラ・フィールドでクリーブランド・ブラウンズを迎えて行われた第15週の一戦は、ランニングバック(RB)ルショーン・マッコイが俊足を生かして活躍したビルズが33対13で白星を飾った。ビルズはこれで7勝7敗と勝率を5割に戻している。対するブラウンズは今季いまだ勝ち星なしの14連敗だ。

ビルズは試合最初の攻撃ドライブでランニングバック(RB)ルショーン・マッコイが足で稼ぎ、20ヤードと24ヤードのランを走った時点で通算ラン獲得ヤードが1,000を超えた。これでブラウンズ陣地5ヤード地点に到達したビルズがフィールドゴールで先制を果たす。ブラウンズはクオーターバック(QB)ロバート・グリフィン三世がファンブルを喫しながらも見方のリカバーに助けられ、RBアイザイア・クロウェルが25ヤードランを披露するなどして敵陣に攻め入り、最後はキッカー(K)コーディ・パーキーが35ヤードのフィールドゴールを決めて同点に追いついた。しかし、ビルズが次の攻撃でもマッコイのランとQBタイロッド・テイラーの細かいパスで一気にブラウンズ陣地に入ると、スナップをダイレクトで受け取ったRBマイク・ギリスリーからボールを託されたWRブランドン・テイトが30ヤードを疾走。ゴールライン手前3ヤードからギリスリーが押し込んでタッチダウンを獲得した。

第2クオーターでもビルズのマッコイとテイラーがそれぞれの得意分野で見せ場を作る。途中、サックされて3ヤードを失いながらもQBテイラーは冷静なパス回しで、WRマーキス・グッドウィンへの9ヤードパスを通した後、タイトエンド(TE)チャールズ・クレイに19ヤードパスを投じてタッチダウン。グッドウィンとクレイはいずれも難しい体勢の中で懸命にボールをキャッチしている。ブラウンズは無得点のまま前半を終えた。

17対3とビルズがリードして迎えた後半はブラウンズQBグリフィン三世が巧みにボールを操ってビルズ陣地に攻め込み、敵陣18ヤードからのスクランブルで自らボールを抱えて突進、タッチダウンを獲得する。それでも、第3クオーターも好調を維持するビルズの攻撃陣がQBテイラーの28ヤードランで一気にエンドゾーンに近づくと、RBマッコイが3ヤードを駆け抜けてタッチダウン。リードを再び24点に戻した。ブラウンズのグリフィン三世は激しいヒットを受けながらも、TEゲイリー・バーニッジに28ヤードの完璧なパスを通す好プレーを披露。この好機をフィールドゴールで締めくくり、3点ながらギャップを縮めている。

第4クオーターに入ってもビルズRBマッコイの勢いは衰えず、QBテイラーの正確なパスでレッドゾーンに進入すると、マッコイが8ヤードのタッチダウンランを決めてビルズが追加点を挙げた。キッカー(K)ダン・カーペンターがキックを外してエキストラポイントは獲得できなかったが、次の攻撃では34ヤードのフィールドゴールを成功させている。ブラウンズ攻撃陣はボールがつながらなくなり、試合時間2分05秒を残して始まったドライブはビルズ陣地に入ったところでQBグリフィン三世からパスを受けたRBデューク・ジョンソンがファンブルを喫して時間切れ。13対33で試合終了となった。

ビルズQBテイラーはパス24回中17回を成功させて174ヤード、1タッチダウン。走ってはRBマッコイが153ヤードを稼ぎ、2タッチダウンを決めている。

ブラウンズQBグリフィン三世は28回のパスにトライして17回成功、196ヤード、タッチダウンとインターセプトはともにゼロだった。