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【2016年第15週】イーグルスが終盤に猛追もレイブンズが1点差を守り切る

2016年12月19日(月) 06:39


ボルティモア・レイブンズのジョー・フラッコ【AP Photo/Nick Wass】

ボルティモア・レイブンズのホームであるM&Tバンク・スタジアムで現地18日(日)に行われたフィラデルフィア・イーグルスとの一戦は第4クオーターにイーグルスが猛追するも、レイブンズが1点のリードを死守して白星を勝ち取った。27対26で勝利したレイブンズは今季8勝目(6敗)、イーグルスは9敗目(5勝)を喫している。

開始早々、イーグルスのクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツをインターセプトしてボールを奪ったレイブンズは敵陣36ヤード地点からの攻撃でランニングバック(RB)テレンス・ウエストがレシーブとランで魅せる。ゴールライン手前5ヤードからQBジョー・フラッコがワイドレシーバー(WR)カマー・エイケンにパスを通してタッチダウンが決まり、キックオフから3分少々でレイブンズが先制した。早いうちに追いつきたいイーグルスはフィールドゴールで3点を得るも、すぐにレイブンズにフィールドゴールを返されてしまう。

第2クオーターが始まった直後、イーグルスのアウトサイドラインバッカー(OLB)ナイジェル・ブラッドハムが相手QBフラッコをサックしてファンブルを誘い、それをディフェンシブタックル(DT)フレッチャー・コックスがリカバー。敵陣8ヤード地点でボールを得たイーグルスは相手のペナルティで4ヤード進み、最後はRBライアン・マシューズがエンドゾーンに飛び込んでタッチダウンをヒットした。2ポイントコンバージョンに挑み、ここでもマシューズがきっちりと成功させて逆転に成功している。両チームがそれぞれにフィールドゴールを獲得した後、前半残り2分を切って攻撃権を得たレイブンズはQBフラッコの細かいパスでイーグルス陣地に進入すると、サイドライン際をエンドゾーンに向かって走っていたWRスティーブ・スミスが34ヤードパスを受け取ってタッチダウン。これでスコアは20対14となり、レイブンズが再びリードを手にして前半を折り返した。

タッチダウンを決めれば逆転という状況でイーグルスは第3クオーター最初の攻撃ドライブでフォースダウンギャンブルに打って出るも失敗に終わり、レイブンズもボールがつながらなくなり、追加点を挙げられない。

イーグルスが敵陣12ヤード地点に前進して始まった第4クオーターはキッカー(K)ケイレブ・スタージスが27ヤードのフィールドゴールを成功させてイーグルスが3点差に迫る。しかし、直後のドライブでレイブンズのRBケネス・ディクソンが19ヤードを含む3回のランで敵陣に攻め込むと、最後は16ヤードのタッチダウンランをヒットさせ、またもイーグルスを引き離す。

食らいつきたいイーグルスは相手QBフラッコが放ったパスをラインバッカー(LB)ジョーダン・ヒックスがインターセプトして攻撃権を奪い、タッチダウンには至らなかったが、フィールドゴールを返している。さらに、試合時間残り1分39秒でボールを手にしたイーグルスはQBウェンツがパスをつないで敵陣に進み、ゴールライン手前4ヤードからのプレーでは自らエンドゾーンに飛び込んでタッチダウンを獲得。これで27対26の1点差に迫ったイーグルスは2ポイントコンバージョンに挑んだものの、失敗に終わって万策尽き、レイブンズが1点のリードを守り切って試合終了となった。

レイブンズQBフラッコはパス30回中16回成功、206ヤード、2タッチダウン、1インターセプトを記録。

イーグルスQBウェンツは42回のパスを投げて22回成功させ、170ヤード、1インターセプト、タッチダウンはなかった。