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【2016年第15週】Kボスウェルが6FG成功、スティーラーズが勝利で首位キープ

2016年12月19日(月) 11:38


ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Gary Landers】

現地18日(日)、シンシナティ・ベンガルズの本拠地ポール・ブラウン・スタジアムで同じAFC北地区のピッツバーグ・スティーラーズと行われた試合は、スティーラーズのキッカー(K)クリス・ボスウェルが6本のフィールドゴールを全て成功させる活躍を見せ、スティーラーズが24対20で勝利した。

両チームともに最初の攻撃シリーズはフィールドゴールで3点ずつを奪い合う。その後、ベンガルズはスティーラーズのパスインターフェアランスによる反則でゴール前1ヤードまで前進すると、ランニングバック(RB)ジェレミー・ヒルに3度ボールを託すも、“スティールカーテン”ことスティーラーズディフェンスに阻まれて残る1ヤードが遠い。4回目はクオーターバック(QB)アンディー・ダルトンが自ら持ち込んでタッチダウンを挙げた。ベンガルズは以降も攻撃の手を緩めず、QBダルトンがWRブランドン・ラフェルやWRコディー・コーアにパスを供給しながら前進し、最後はRBヒルが先ほどの汚名を返上する4ヤードタッチダウンランを披露して17対3とリードを広げている。

スティーラーズはQBベン・ロスリスバーガーとWRアントニオ・ブラウンのホットラインでエンドゾーンを陥れるが、反則によりタッチダウンは取り消され、Kボスウェルのフィールドゴールでの得点にとどまった。ベンガルズは次のキックオフでWRアレックス・エリクソンがビックリターンを見せる。Kボスウェルに足を刈り取られてリターンタッチダウンはならなかったが、好位置から攻撃を開始した。しかし、タッチダウンには至らずフィールドゴールでの得点にとどまっている。前半終了間際、スティーラーズKボスウェルが49ヤードのフィールドゴールを成功させ、20対9とベンガルズリードで試合を折り返した。

後半、スティーラーズは最初の攻撃でKボスウェルが40ヤードフィールドゴールを成功。その後、ベンガルズの攻撃をこの日初めてパントに追い込むと、得た攻撃権でKボスウェルがまたもや49ヤードのフィールドゴールを決めて20対15と徐々に差を詰めていく。スティーラーズはラインバッカー(LB)ローレンス・ティモンズのインターセプトで攻撃権を奪取すると、ここでもKボスウェルがフィールドゴールをヒットして20対18と追い上げる。逃げ切りたいベンガルズだが、QBダルトンが精彩を欠いてパス失敗し、スリーアンドアウトに抑えられてしまう。スティーラーズはその後の攻撃でベンガルズの4連続反則に助けられながら敵陣に進入し、最後はQBロスリスバーガーからWRイーライ・ロジャースへのパスで今試合初のタッチダウンを奪い、24対20と逆転に成功した。リードを奪い返したいベンガルズだったが、後半になって徐々に失ったモメンタムを取り戻せず、またしてもスリーアンドアウト。残り時間をスティーラーズに消費されてそのまま試合終了となった。

スティーラーズQBベン・ロスリスバーガーはパス36回中21回成功、286ヤード、1タッチダウン、インターセプトなし。Kクリス・ボスウェルは3本の49ヤードを含む、6本のフィールドゴールを全て成功させて勝利に大きく貢献した。スティーラーズはこれで9勝5敗と成績を伸ばしている。同日、フィラデルフィア・イーグルスと対戦した同地区2位ボルティモア・レイブンズも白星を収めて8勝6敗としたが、1ゲーム差でスティーラーズがAFC北地区の首位をキープしている。

ベンガルズQBアンディー・ダルトンはパス27回中16回成功、157ヤード、タッチダウンなし、1インターセプト。後半、オフェンスがスリーアンドアウトに抑えられ、ディフェンスが反則により罰退を繰り返す悪循環を断ち切れず、勝機を逃してしまった。

次週、スティーラーズはホームでレイブンズと首位をかけた天王山に挑み、ベンガルズはアウェーでヒューストン・テキサンズと対戦する。