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【2016年第15週】チャージャーズを下したレイダースのプレーオフ進出決定

2016年12月19日(月) 11:09

オークランド・レイダースのデレック・カー【AP Photo/Alex Gallardo】

現地18日(日)、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区トップのオークランド・レイダースがサンディエゴ・チャージャーズとの同地区対決に挑んだ。試合は逆転フィールドゴールを成功させたレイダースがリードを守り切り、19対16でチャージャーズを下して今季11勝目を挙げると同時に、プレーオフ出場を決めた。

チャージャーズ攻撃陣はオープニングドライブからクオーターバック(QB)フィリップ・リバースがワイドレシーバー(WR)トラビス・ベンジャミンに47ヤードパスを通してタッチダウン、先制を果たす。レイダースも直後のドライブでQBデレック・カーのパスなどで敵陣まで攻め込み、キッカー(K)セバスチャン・ジャニコウスキーが45ヤードフィールドゴールを成功させて反撃する。クオーター終盤にはアウトサイドラインバッカー(OLB)メルビン・イングラムがランニングバック(RB)ラタビアス・マレーからファンブルを誘うなど、チャージャーズ守備陣が踏ん張りを見せる。

第2クオーターに入ってもチャージャーズはカーからインターセプトを奪うなど、ディフェンス陣がチームをけん引する。ただ、対照的にチャージャーズ攻撃陣はオープニングドライブ以来、リバースのパスが思い通りに通らず、攻撃のリズムを作ることができない。それでもシーズン終盤に獲得したRBロニー・ヒルマンの17ヤードランなどで敵陣へと攻め込んだチャージャーズは、フィールドゴールを成功させて点差を広げる。しかし、レイダースもRBマレーが33ヤードを走って簡単にチャージャーズ陣地にボールを進め、最後はカーからWRマイケル・クラブツリーへの13ヤードパスでタッチダウンし、試合は振り出しに戻って前半が終了した。

後半最初のドライブではカーからWRアンドレ・ホームズへの23ヤードパスで敵陣まで簡単に前進したレイダース攻撃陣は、ここでフィールドゴールを成功させてリードを奪う。直後のドライブではチャージャーズもリバースからWRドントレル・インマンへの21ヤードパスで反撃に出る。さらに、インマンが再びリバースの26ヤードパスをつなげて一気にエンドゾーン手前に攻め込み、続けてリバースがタイトエンド(TE)ハンター・ヘンリーに鋭い7ヤードのタッチダウンパスを通してチャージャーズが逆転に成功する。

第4クオーターを迎えて追加点を狙うチャージャーズだったが、ここでRBケネス・ファロウが自陣で痛恨のファンブルを喫し、ボールをOLBマルコム・スミスにリカバーされてしまう。このチャンスにジャニコウスキーが堅実にキックを決め、レイダースが再びスコアを同点にする。チャージャーズが追加点を得られず、クオーター中盤にレイダースにボールを明け渡すと、レイダースがマレーの20ヤードランに続けてカーからWRセス・ロバーツへの22ヤードパスで敵陣までマーカーを進めた。ここでもジャニコウスキーがフィールドゴールを成功させてリードを奪う。チャージャーズは試合時間2分40秒を残して反撃のチャンスを得たものの、リバースがインマンを狙って投げたパスをフリーセーフティ(FS)レジー・ネルソンにインターセプトされ、万策尽きた。

レイダースQBカーはパス30回中19回成功、213ヤード、1タッチダウン、1インターセプトで試合を終えている。マレーはキャリー13回、81ヤードを走ってチームの勝利に貢献。Kジャニコウスキーはキック4本すべてを決め、安定したキック力を改めて証明した。

チャージャーズQBリバースはパス30回中17回成功、206ヤード、2タッチダウン、1インターセプトをマーク。リバースの好ターゲットWRインマンはレシーズ5回、68ヤードだった。