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【2016年第15週】ブロンコスをFGに抑え、ペイトリオッツ12勝目

2016年12月19日(月) 10:58

ニューイングランド・ペイトリオッツのジェームス・ホワイト【AP Photo/Joe Mahoney】

現地18日(日)、AFCディビジョン1位のニューイングランド・ペイトリオッツは敵地でプレーオフのワイルドカード枠を狙うデンバー・ブロンコスと対戦。クオーターバック(QB)トム・ブレイディが6回連続パスミスという苦しい立ち上がりだったが、第2クオーターには復調を遂げ、ランを中心にボールをコントロールして確実に点を重ねた。一方、ブロンコスは第1ダウン更新に苦しみ、得点はフィールドゴールのみに終わっている。試合はペイトリオッツが危なげなくブロンコスをかわし、16対3で勝利を収めた。AFC東地区優勝を決めたペイトリオッツはプレーオフ進出を達成すると同時にファーストラウンドバイ(1回戦免除)も決定している。

試合開始後、ペイトリオッツは3プレーでパントを蹴ったが、それをリターナーのワイドレシーバー(WR)ジョーダン・ノーウッドがキャッチミス。ゴール前31ヤードでボールをリカバーしたペイトリオッツがフィールドゴールで先制点をあげた。ブロンコスもフィールドゴールを返し、次の攻撃ではQBトレバー・シーミアンがパスを立て続けに決めてレッドゾーンへ進んだ。しかし、コーナーバック(CB)ローガン・ライアンがゴール前でインターセプトに成功。ペイトリオッツはランニングバック(RB)レギャレット・ブラントが1ヤードラッシュでタッチダウンを決め、10対3と再び主導権を握った。

第3クオーターでは両チームとも第1ダウンを取れず、3回パントが跳んだ後、ペイトリオッツが敵陣22ヤードまで進み、フィールドゴールで追加点。ブロンコスは後半に入ってからの攻撃が5回連続3プレーで終わり、突破口が見いだせない。

第4クオーターはペイトリオッツがタイトエンド(TE)マーテラス・ベネットへの34ヤードパスで大きく前進し、フィールドゴールで16対3と点差を広げた。ブロンコスは次の攻撃でようやく敵陣30ヤードまで攻め込むが、第4ダウンのコンバートに失敗して得点ならず。次の攻撃ではWRジョーダン・ノーウッドが敵陣29ヤードでパスをキャッチするも、勢い余ってファンブル。ペイトリオッツがリカバーし、そのまま試合終了となった。

ペイトリオッツQBトム・ブレイディはパス32回中16回成功、188ヤード、2被サック。

ブロンコスQBトレバー・シーミアンはパス40回中25回成功、282ヤード、1インターセプト、4被サックだった。

チームの獲得ヤード数はペイトリオッツ313に対し、ブロンコス309。ラッシュヤードではペイトリオッツ136に対してブロンコス58と明暗が分かれている。要所でのレシーバーの落球、3回のターンオーバーがブロンコスの大きな敗因となった。

これでペイトリオッツは12勝2敗。ブロンコスは過去4試合中3試合に敗戦し、8勝6敗となってプレーオフ進出が危うくなった。