チーフスRBチャールズの今シーズンが終了
2016年12月22日(木) 12:49カンザスシティ・チーフスが今シーズン、ランニングバック(RB)ジャマール・チャールズの力を借りることはもうない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、同チームは現地21日(水)、インサイドラインバッカー(ILB)のジャスティン・マーチ・リラードを故障者リストからアクティブ登録したようだ。リラードが23歳の若手守備選手として復帰指定を受けたため、チャールズの今シーズンが正式に終わりを告げた。
11月に膝の手術を受けたチャールズはプレーオフまでの復帰を望んでいた。結局、チーフスはILBの強化を選択。アキレス腱を負傷して今シーズン絶望となったILBデリック・ジョンソンの穴を埋めるため、今回はリラードが選択されたのだ。
今シーズンは3試合の出場のみで終了したチャールズ。チームはチャールズがいない間もなんとか奮闘してきたが、第7週以降で攻撃陣が100ランヤードを超えた試合は2度のみだ。
RBスペンサー・ウェアが1キャリー平均で4.3ヤードとチームをけん引しているものの、昨年の5.6ヤードという数字には見劣りする。チャーキャンドリック・ウエストもまた、チーフスが持つ攻撃陣のカギとなるRBだが、チームは三拍子(キック・パス・ラン)そろった新人ワイドレシーバー(WR)のタイリーク・ヒルにバックフィールドでのタッチを増やす意向だ。ヒルが先週日曜日のテネシー・タイタンズ戦で見せた68ヤードのランは圧巻の一言だった。
チャールズの復帰はチームにとってプラスになったかもしれないが、確実性が欠けていた。来シーズンのRBロースタースポットにその名前があるかも、まだ分からないのだ。