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【2016年第16週】ジャガーズがタイタンズを撃破、負けたタイタンズはQBマリオタ負傷

2016年12月25日(日) 07:13

ジャクソンビル・ジャガーズのクリス・アイボリーとテネシー・タイタンズのブライス・マッケイン【AP Photo/Gary McCullough】

現地24日(土)、ジャクソンビル・ジャガーズのホームとなるエバーバンク・スタジアムで行われたテネシー・タイタンズとの一戦は先制を果たしたジャガーズが後半に入っても得点を重ね、38対17でタイタンズを下した。今季3勝目を挙げたジャガーズに敗れたタイタンズは成績を8勝7敗としている。

立ち上がりから好リズムでボールをつなげたジャガーズはクオーターバック(QB)ブレイク・ボートルスがワイドレシーバー(WR)アレン・ロビンソンに28ヤードパスを通して敵陣に前進。タイタンズ陣地ではランニングバック(RB)クリス・アイボリーが足を使ってヤードを稼ぎ、最後はボートルスからWRマーキス・リーに21ヤードのタッチダウンパスが決まった。先制したジャガーズはタイタンズを自陣に踏み込ませることなくパントに抑え、フィールドゴールで追加点を得る。

第2クオーターになるとタイタンズQBマーカス・マリオタのパスがつながり始め、RBのデリック・ヘンリーやデマルコ・マレーのランで敵陣に進んでいった。エンドゾーン手前3ヤードからマリオタがWRリシャード・マシューズを狙った3ヤードパスが通ってタッチダウンが決まる。しかしながら、すでに攻撃の波に乗っているジャガーズはQBボートルスがパスヤードを重ねていき、タイタンズ陣地に入ったところでサックされ、ファンブルするシーンもあったが、味方のリカバーに助けられている。ボートルスが15ヤードと19ヤードのパスを成功させた後、最後はRBアイボリーが1ヤードを押し込んでタッチダウンを収めた。しかし、キッカー(K)ジェイソン・マイヤーズがキックを外してしまったため、エキストラポイントは獲得ならず。前半終盤にフィールドゴールを返したジャガーズが19対7とリードして後半に突入した。

ジャガーズの第3クオーター最初の攻撃ドライブでRBアイボリーからファンブルを誘い、ボールを奪ったタイタンズがフィールドゴールを返してスコアを19対10とする。しかしながら、ジャガーズのKマイヤーズが56ヤードと50ヤードのフィールドゴール2本を成功させて点差は15ポイントに広がった。同クオーター残り3分を切ってボールを手にしたタイタンズはQBマリオタがジャガーズ陣地に入った直後にサックされてしまう。背後からヒットを受けたマリオタは足を負傷してロッカールームに下がり、バックアップQBマット・キャッセルがフィールドに入っている。

QB交代直後のタイタンズは第4クオーターでキャッセルが細かいパスをつないで徐々にレッドゾーンに近づくと、最後はエンドゾーン付近にいたTEデラニー・ウォーカーに14ヤードパスを放ってタッチダウンを決めた。8点差に迫ったタイタンズだったが、直後にジャガーズにタッチダウンを許して一進一退の攻防が続く。ジャガーズはエキストラポイントを得られなかったものの、ジャガーズのQBキャッセルが放ったパスをCBジェイレン・ラムジーがインターセプトし、そのままリターンタッチダウンを成功させる。これで21点にリードを拡大したジャガーズはタイタンズの攻撃を抑えて勝利を引き寄せた。

ジャガーズQBボートルスはパス38回中26回を成功させて325ヤード、1タッチダウンの活躍。WRロビンソンがレシーブ9回、147ヤードを記録している。

タイタンズQBマリオタは負傷してフィールドを去るまでにパス20回を投げて8回成功、99ヤード、1タッチダウンをマークしている。途中出場のQBキャッセルは24回中13回のパス成功で124ヤード、1タッチダウン、1インターセプトだった。

タイタンズの敗戦により、ヒューストン・テキサンズがサタデーナイトフットボールとして行われるシンシナティ・ベンガルズとの一戦に勝利すればテキサンズの地区優勝が決定する。