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ジェッツHCボウルズ、入院の理由は腎臓結石

2016年12月25日(日) 23:55

ニューヨーク・ジェッツのトッド・ボウルズ【Tom DiPace via AP】

現地24日(土)に41対3でニューイングランド・ペイトリオッツに敗れたニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズが、前日の23日(金)に入院していた理由が分かった。試合後、報道陣に腎臓結石であることを明かしたボウルズは今後、オフシーズン中にさらなる処置を受けることになるとも付け加えている。

ボウルズは金曜日を1日病院で過ごしてからニューイングランドにたち、土曜日の朝にホテルでチームと合流した。試合ではサイドラインでコーチの役目をしっかり果たした。

「#NYJのバスから最初に降りてきたのはトッド・ボウルズ。気分はどうですか? と訪ねると“ok”との返事」

入院することになったのは金曜日に胸の痛みを感じて嘔吐(おうと)し、腰痛があったためだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは伝えている。ボウルズは病院で検査を受け、金曜日の夜には気分も回復していたとのことだ。

ジェネラルマネジャーのマイク・マッカグナンが入院中のボウルズの元を訪れ、金曜日のウオークスルーはアシスタントコーチのマイク・コールドウェルが監督したと事情に詳しい人物がラポポートに語ったという。

ボウルズが来られない場合はコールドウェルが代理を務めることになっていた。

ボウルズは現在53歳。2016年シーズン中に入院したコーチはこれで3人目であり、試合を欠席する3人目になる可能性もある。デンバー・ブロンコスのHCゲイリー・キュービアックが10月に複雑型片頭痛で入院しており、ミネソタ・バイキングスHCのマイク・ジマーは11月30日(水)に目の緊急手術を受けている。どのチームもスペシャルチームコーチが代役を務めた。

ボウルズがジェッツの指揮を執ってから今年は2シーズン目。けが人の多発やクオーターバック(QB)の一貫性のなさによって、“ギャング・グリーン”は4勝11敗に沈んでおり、ボウルズのここまでの約2シーズンの記録は14勝17敗となっている。ジェッツに来る前のボウルズはアリゾナ・カーディナルスでディフェンシブコーディネーターをしており、2000年から2014年にかけて5つの異なるチームでアシスタントかコーディネーターを務めた。

コールドウェルもジェッツでは2シーズン目で、NFLのコーチとしては9シーズン目を迎えている。これまでジェッツではアシスタントHCとラインバッカーズコーチを務めてきた。それ以前はカーディナルスで2シーズンを過ごし、同じくボウルズの下でラインバッカーズコーチをしていた。