WRジョーンズがプレーオフを見据えて最終戦を欠場か
2016年12月27日(火) 11:10つま先を負傷しているアトランタ・ファルコンズのワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズは現地24日(土)に行われたカロライナ・パンサーズ戦に、無理なプレーを避けながら出場した。チームは33対16で圧勝しており、ジョーンズを無理に起用する必要もなかったが、ジョーンズは来たるプレーオフの試合に意識を向けているようだ。
『ESPN』のボーン・マクルアーによると、ジョーンズは「試合全体を通して調子が良かったけれど、慎重にいこうと思った。再発しないように注意して、休みも交えながら出場した。制限とかはなかったんだけど、そうすべきだと判断した。チームに迷惑をかけるようなまねはしたくなかったんだ」と語った。
ジョーンズはこの試合、今シーズンの中でも最も少ないスナップ数でのプレーとなったが、彼のマークしたキャッチ4回、60レシーブヤードはチーム最高の数字だ。クオーターバック(QB)のマット・ライアンはボールをうまく散らして10人もの異なるターゲットに球を投じ、277ヤード、2タッチダウンを記録。
ジョーンズはコーチの判断ではなく自分の判断で数回、試合から離れたことを明かした。
ヘッドコーチ(HC)ダン・クインは「フリオが試合中に足を休ませているのは分かっていたし、それは驚くようなことではなかった。彼がフィールドに戻り、チームメイトと一緒にプレーできていることに最初から最後まで興奮していたのは分かるだろう。試合の中で学ぶことがとても重要であって、彼は今日の試合で何かを吸収したと思う。彼がフィールドに戻ってきてくれて本当に最高だ」とコメント。
ただし、第17週に控えるニューオーリンズ・セインツ戦にジョーンズがどの程度、出場できるのかが次の大きな疑問である。
ファルコンズはすでにNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区のタイトルを勝ち取っており、プレーオフを見据えるジョーンズはセインツ戦に一瞬だけその姿を見せるか、あるいはベンチで観戦するだけになりそうだ。しかし、ファルコンズがもしライバルのセインツに勝利すれば、プレーオフ中のバイウイークが確定となり、ジョーンズにさらなる休憩期間を設けることも可能になる。今週末の休息か、ポストシーズン中の休息か、これはHCクイン、ジョーンズ、そしてカイル・シャナハン攻撃コーディネーター(OC)が今週中に判断すべき重要な事項となるだろう。