ジャガーズ、トム・コフリンにHC就任要請
2016年12月29日(木) 09:37ジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)探しが進んでいる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、ジャガーズは現地28日(水)、かつてニューヨーク・ジャイアンツとジャガーズでHCを務めたトム・コフリンと面談を行った模様。ラポポートが伝えるところによれば、ジャガーズはコフリンに対してHCの就任か、もしくは、組織を統括する“フットボールの皇帝”のような役職を打診したそうだ。
24日のラポポートは今週中、いずれかのタイミングでジャガーズとコフリンの両者が顔を合わせるだろうと報じていた。また、現在一時的にHCを務めているHCダグ・マローン、ニューイングランド・ペイトリオッツのジョシュ・マクダニエル攻撃コーディネーター(OC)、マイアミ・ドルフィンズの守備コーディネーター(DC)バンス・ジョセフがジャガーズ新HCの候補に挙がっているとラポポートは報じる。
コフリンとは旧知の仲であるケビン・ギルブライドは今週、チーム戦略的にもジャガーズがコフリンを指名するのは理解可能だと話していた。スーパーボウルを2度制覇した経験を持つコフリンはジャクソンビル周辺に居を構えており、家族の内の何人かもまだそこに住んでいる。コフリンは家族を何よりも大事にする人物であり、家族との距離が近くなるという要素はかなりのアドバンテージになるのではないかと見られている。
コフリンはジャガーズHCとして最初の5シーズン中4回のプレーオフ進出を決め、2回はカンファレンスのタイトルマッチで敗戦。彼がジャガーズを去ってからの14年間、ジャガーズはたった2度しかプレーオフに進出していない。先週、ジャガーズHCの職を解かれたガス・ブラッドリーが4年間で積み上げた勝利数はたった14勝である。
何らかの形であれコフリンをチーム内部に引き寄せれば、心から勝利を望むファンも納得することだろう。170勝150敗のキャリア成績でスーパーボウル出場経験を持つコフリン。ここ数カ月間での彼はいまだHC職を意欲的に探しており、決して年齢は関係なく行動するとの発言をしている(コフリンは2017年レギュラーシーズン開幕前に71歳を迎える)。