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スティーラーズ、主力選手ら最終戦を欠場か

2016年12月29日(木) 09:45

ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Gary Landers】

今回ばかりはピッツバーグ・スティーラーズも最終戦の選手起用には慎重な姿勢だ。

地元紙『The Pittsburgh Tribune-Review(ザ・ピッツバーグ・トリビューン・レビュー)』のクリス・アダムスキーによると、ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは現地28日(水)、レギュラーシーズン最終戦のクリーブランド・ブラウンズ戦に多くのスター選手を欠場させる意向を“強く表明”したそうだ。

同チームはすでにAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の第3シードが確定しており、トムリンはクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガー、ランニングバック(RB)リビオン・ベル、ワイドレシーバー(WR)のアントニオ・ブラウン、センター(C)マーキス・パウンシーがワイルドカードゲームに向けて“大事を取るべき”選手として“考慮すべきだ”と発言。

昨年の地区ラウンド、主力選手のブラウンとベルを欠く中でデンバー・ブロンコスと対戦し、23対16で黒星を喫したスティーラーズ。同チームが今シーズン、ここまで慎重になるのも無理はない。この1年前にも、スティーラーズはワイルドカードゲームでボルティモア・レイブンズに敗戦している。この試合でもレギュラーシーズン第17週に負傷したベルを欠き、ジョシュ・ハリスとベン・テイトが代わりに出場していた。第4週以来、チームの全タッチの内56.8%というリーグ最高のタッチ率を記録しているベルに、今回ばかりは休息が与えられるに違いない。

選手をベンチに座らせることで魔法のように全てが解決するわけではないものの、今回のスティーラーズの選択は正しいと思われる。オークランド・レイダースとマイアミ・ドルフィンズはいずれもレギュラーシーズン終盤に先発QBをケガで失った。他チームが弱体化していく中、スティーラーズは完璧な状態でポストシーズンに突入することになる。