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【2016年第17週】ジェッツがビルズを下し、シーズンを白星で締めくくる

2017年01月02日(月) 06:42

ニューヨーク・ジェッツのビラル・パウエル【AP Photo/Seth Wenig】

現地1日(日)にニューヨーク・ジェッツが本拠地メットライフ・スタジアムにバッファロー・ビルズを迎えたレギュラーシーズン最終戦は30対10でジェッツが快勝した。今季勝率5割がかかっていたビルズは立ち上がりから攻撃がうまくまとまらず、第4クオーターには安々とタッチダウンを許す珍しいミスも犯している。ジェッツは今季を5勝11敗で締めくくり、ビルズは7勝9敗で終えた。

第1クオーターは両陣営ともボールが思うようにつながらず、ジェッツはクオーターバック(QB)ライアン・フィッツパトリックが17ヤードパスを通すなどしてビルズ陣地14ヤード地点に進み、フォースダウンギャンブルに打って出るも失敗。最初の15分間ではどちらのチームも得点できなかった。

ビルズの攻撃をパントに抑えたジェッツは第1ダウン獲得後、QBフィッツパトリックがワイドレシーバー(WR)クインシー・エヌンワに深いパスを放つと、相手守備陣に迫られながらもレシーブを成功させて51ヤード前進。最後はフィッツパトリックがランニングバック(RB)ビラル・パウエルに2ヤードパスを通してタッチダウンを決めている。前半残り2分を切ってビルズがフィールドゴールを返した後、ジェッツがテンポ良くマーカーを敵陣に進めるも、時間切れが迫っていたこともあり、最後はフィールドゴールを収めて追加点とした。

10対3でリードするジェッツは後半2回目の攻撃ドライブでレッドゾーンまで進むと、この日2度目のフォースダウンギャンブルに挑んだが、またしてもビルズ守備陣に阻まれて失敗に終わっている。ビルズの攻撃は第3ダウン11ヤード、QBのEJ・マニュエルがパスのターゲットを探すうちにサックされ、こぼれたボールをジェッツのアウトサイドラインバッカー(OLB)ジョーダン・ジェンキンスがリカバーした。この好機を確実に生かしたいジェッツはパウエルが2回のランで7ヤードを走った後、フィッツパトリックからWRジャリン・マーシャルに6ヤードパスが通ってタッチダウンを成功させている。その後、ビルズはスナップを受けたRBジョナサン・ウィリアムスが進路を探すうち、前にいたディフェンシブエンド(DE)シェルドン・リチャードソンがバランスを崩して倒れ込む途中に手がボールにあたり、ファンブルしたところをジェッツのディフェンシブエンド(DE)シェルドン・リチャードソンがリカバーしてボールを奪った。攻撃陣がフィールドゴールを決め、ジェッツがビルズに17点差を築いて第4クオーターを迎える。

得点に結びつく攻撃ができぬまま、時計が残り6分30秒となって始まったビルズの攻撃は第4クオーターから途中出場したQBカーデール・ジョーンズがWRジャスティン・ハンターに放ったパスを相手コーナーバック(CB)ダレル・リービスにインターセプトされてしまい、ジェッツは得た攻撃権でフィールドゴールを成功させた。その後、ジェッツがビルズ陣地に蹴ったボールが誰もいないフィールドに転がり、エンドゾーンに向かっていくボールをRBマイク・ギリスリーが追いかけるも、なぜか拾い上げるのをやめてしまう。それをジェッツのディフェンシブバック(DB)ダグ・ミドルトンがリカバーしてタッチダウン。ジェッツが容易にダメ押しとなる追加点を獲得した。ビルズは試合時間残り3分21秒からの攻撃でギリスリーが先ほどのミスを埋め合わせるかのように1ヤードのタッチダウンランを走ったが、それでも20点差をつけられており、万策尽きた。

ジェッツQBフィッツパトリックはパス30回中20回成功、210ヤード、2タッチダウンを記録し、インターセプトはない。

ビルズQBマニュエルはパス20回中9回を成功させ、タッチダウンとインターセプトはゼロ、途中出場のQBジョーンズは11回のパスを投げて6回成功し、96ヤード、1インターセプト、タッチダウンはなかった。